最近頻出!?『病名をつけたい症候群』に要注意!~今、改めて「健康」について考える

体調を崩していませんか?

ジメジメした季節、なかなか過ぎ去ってくれませんね。私のまわりにも残念ながら具合が悪くなってしまった方をチラホラ見かけます。100%完璧な対処法というものはありませんが、それなりの対策をして、なんとかこの不快な季節を乗り切りましょう。雨もたくさん降りましたし、少なくとも水不足にはならずに済みそうですね。きっと夏の野菜や果物は美味しいと信じて前向きに生きようと思う今日この頃です。

健康で最も大切なのは、ひとことで言うと『普段』です。
時々実践する健康法ではなくて、日々の生活そのものが大切です。だってそうですよね。食事、睡眠、運動、どれをもっても、急に意識したところで魔法のように心身の健康状態が変わりはしませんものね。

だから次々にステキな情報が入ってきたときに、ふと一歩立ち止まる習慣をつけてみて下さい。「この健康法、続けられそうかな?」って。
昔から言いますよね。「継続は力なり!」って。情報の信用度は最後には自分次第ではありますが、どうせやるなら、それなりの結果が出て来るまでは続けた方が良いですよね。ちょっとだけ情報を選ぶ時のコツを教えますね。それは、自分にとってリスクが高すぎないかどうかです。

どういうことかというと、どんなに良い運動方法があっても、自分にはキツ過ぎたりしたら結局は続かないから意味が無いのです。挫折体験に弱い方は特に気をつけて下さいね。そういうことが積み重なって「何をやっても私はダメなダメ子さん……」なんて自己暗示になってしまったら悲しすぎますからね。あとは、金銭的問題ですね。どんなに良いサプリでもなんでもお金が続かないような物はオススメできません。これも、先ほどの運動の例と一緒です。結局長く続かないからです。大切なのは、今の自分にとって可能な範囲で選択することです。

あなたの傍にはいませんか?『病名をつけたい症候群』

ところで、健康法とは話が少し違うのですが、健康に関して気を付けた方が良いことがあるのでお話します。
あまりこれを教えてくれる人はいないと思うのですが、とても大事な事です。もしかしたら、あなたの身近にも潜んでいるかもしれないので注意して欲しいです。あなたの周囲になんでもかんでも病名をつけたがる人はいませんか。これは本当に危険です。学術用語でも何でもないのですが便宜上『病名をつけたい症候群』と名前を付けておきますね。もちろん、この言葉は無理に覚えなくて構わないです。

たとえばSNSに「具合が悪くて休んでいます」と投稿した人がいるとします。そうすると「下痢ですか?ウィルス性胃腸炎じゃないですか?」とか「ノロかもしれませんね。お大事に!」とか、勝手に病名をつけてくる人っていますよね。どちらかというと、病名をつけて欲しいのではなく、労ってあげるなり受診を促す方(もしくは自分が連れて行ってあげる)が良いと思うのですが、とにかく病名をつけたくて仕方が無い人がいるのです。

心の問題に関しても同様のパターンがあります。
「それ、ウツだね」「適応障害じゃない?」「統合失調症じゃない?」とか、聞いてもいないのに、勝手に病名をつける人は危険すぎます。
特に、自身がご病気の方等は体験的に知識が豊富だったりするので、聞きいってしまうと「そうかも! 私は●●障害なのかもしれない!?」なんて、うっかり信じてしまうくらい説得力があるかもしれません。結論として、病院に行ったわけでもないのに、自分自身に病名を与えてしまう危険性があります。さらに一部では「薬、分けてあげようか?」と薬を分けようとする人までいるという話を聞いたことがあります。恐らく、『病名をつけたい症候群』(※これは病名ではありません)の方は親切心で、そのような言動をしているかもしれませんが、これらは明らかに違法行為です。

そのため、万一『病名をつけたい症候群』の人に出会ったら、法に触れるので人に病名をつけたり薬を譲ったりするのは絶対にダメだと教えてあげて下さい。そして「●●病かもしれない」は違法ではないと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、「かも」で病気疑惑をかけられたら、それこそ一歩間違えたら名誉棄損ですので充分に注意して下さい。

当たり前のような話ですが、最近、この手の方が非常に増えて来たように感じます。「病気かな?」と思ったら、お医者さんに相談して下さいね。