引き寄せの法則、ザ・メタ・シークレット、すべての成功法則の原典である【キバリオン】の秘密が今、明かされる!

ザ・キバリオン「引き寄せの法則」の原典PART.1

4000年以上前に見いだされた宇宙の法則


第1回「はじめに」

2012年末に角川書店から発売された、「ザ・メタ・シークレット/Dr.メル・ギル著」は、この宇宙に働く7つの法則について伝えています。これは古代ギリシャの賢人ヘルメス・トリスメギストスによって見出された古代から伝えられている英知についてです。
数年前に流行った「ザ・シークレット~引き寄せの法則」はこの宇宙の7つの法則の1つを紹介したもので、ご存知の方も多いかもしれません。ザ・メタ・シークレットは「引き寄せの法則」を含む、宇宙の7つの法則すべてに関して紹介しています。

【ザ・メタ・シークレット・7つの宇宙の法則】
第1の法則「思考の法則」
第2の法則「投影の法則」
第3の法則「引き寄せの法則」
第4の法則「極性の法則」
第5の法則「リズムの法則」
第6の法則「両性の法則」
第7の法則「原因と結果の法則」

「ザ・シークレット」「ザ・メタ・シークレット」の書籍は法則の解説以外に、実際に宇宙の法則を活用して成功を収めた人達が自分の体験に基づいて宇宙の法則について語っています。

実は、
こうした「ザ・シークレット」「ザ・メタ・シークレット」の元になった書物があり、それがヘルメス派の3人の賢者、スリーイニシエイツによって書かれた「キバリオン」です。

これから12回にわたり、「ザ・シークレット」「ザ・メタ・シークレット」の書籍では語られなかった「キバリオン」について、①「原文」②「その訳」③「解説」をお伝えして行きます。

「キバリオン」は4000年以上前に見いだされた宇宙の法則ですが、その内容は全く色あせていないどころか、現在においても私たちを大切な真実に導いてくれるヒントが満載です。
それでは、はじめて行きましょう。

【①原文】
“Where fall the footstep of the Master, the ears of those ready for his Teaching open wide.”
“When the ears of the student are ready to hear, then cometh the lips to fill them with Wisdom.”
-THE KYBALION.

So that according to the Teachings, the passage of this book to those ready for the instruction will attract the attention of such as are prepared to receive the Teaching. And, likewise, when the pupil is ready to receive the truth, then will this little book come to him, or her. Such is The Law. The Hermetic Principle of Cause and Effect, in this aspect of The Law of Attraction, will bring lips and ear together — pupil and book in company. So more it be!

【②訳】
師にならえば、教えにふさわしい耳が開かれる。
その耳に聞く用意ができていれば、知恵の唇がその耳を知恵で満たすだろう。
知恵の唇は、理解する耳にしか開かれない。

-THE KYBALION.

この教えの通りに、この本の上記一節は教えを受け入れる用意の出来た者の注意を惹くだろう。そして、同様に、真実を受け入れる準備のある者のところに、この本は現われるだろう。それが理である。ヘルメスの原因と結果の法則、そして引き寄せの法則によって、知恵の唇と生徒の耳、つまりこの本と生徒は引き合される。よりそうならんことを!

「弟子に準備ができた時、師が現れる」

【③解説】
このメッセージは至言として、ヨーガや仙道などさまざまな分野で言われている「弟子に準備ができた時、師が現れる」というものです。

禅の言葉に「啐啄(そったく)同時」というものがあります。
これは、<ひな鳥が生まれ出ようとして内側から卵のカラをつつく<啐>と、親鳥は準備ができたことを知り、外側からカラをつついて<啄>壊し、ひな鳥を外に出してやる。>という例えです。ひな鳥だけではカラは壊せないので、その準備ができた時、親鳥が協力してひなを誕生させるプロセスです。

また孔子の衛霊公(えいれいこう)篇の漢文にもこんな文章があります。
<子曰く、如之何(いかん)、如之何と曰わざる者は、吾れ如之何ともすること末き(なき)のみ。~先生が言われた。「どうしたらいいか、どうしたらいいのか」と模索しない者は、私もどうしようも出来ないのである。 >
いくら師が教える準備があっても、弟子の方にその準備が出来ていなければ、どうすることも出来ない、ということを述べています。

実際の人物はもちろん、
この宇宙はあらゆる答えを送る準備ができているのです。しかし、私たちにその意欲や準備がなければ、その答えを受け取ることができないことを伝えています。

もし、望んでいるのに答えが送られて来ていないように感じるならば、宇宙に「私には答えを受け取る準備が出来ています」とハッキリと伝えてみましょう。

逆に、本文があなた自身の目に止まったのも決して偶然ではなく必然なのです。それは準備ができた者として宇宙から引き合わされた情報なのかもしれません。

「弟子に準備ができた時、師が現れる」
ヘルメスはこれが「原因と結果の法則」や「引き寄せの法則」によって完璧なタイミングで起きることを私たちに教えてくれているのです。

メタ・シークレット・ユニバーシティー
よしだ ひろちか