▲昨年度展示の様子(艸心流瓶華)
東京・目黒川の桜を愛でつつ、
日本のこころに触れる優雅なひとときを
暦の上では春。それなのに窓の外を眺めれば雪。今はそういう、少し暖かくなってはまた冬に逆戻りし、そしてまたちょっと暖かくなって……を、何度も何度もくり返す、四季の国・日本ならではの宿命的な季節ですよね。
でも、あともう数カ月たてば、日本列島のほとんどの地域が桜の花に包まれる淡いピンクのシーズンがやってきます! 今年はどこでお花見をしようかしら? 少しずつ春めいていく日差しに、心もわくわく。どうせなら桜と一緒に、いけばなや文化財にも親しめれば素敵ですよね。
目黒川のほとりにたたずむ目黒雅叙園(東京都目黒区)では、昨年に引き続き、2014年3月18日(火)から5月18日(日)まで、園内に現存する東京都の指定有形文化財「百段階段」において、「いけばな×百段階段2014」を開催します。
都内有数の桜の名所・目黒川には、約4kmにおよぶソメイヨシノの桜並木があり、約800本の桜が咲き誇ります。満開の桜並木の美を満喫したあとは、昭和初期の趣ただよう文化財施設で見事ないけばなを楽しむ――想像しただけで優雅ですよね。そんな優雅なひとときを、今年こそ楽しんでみませんか。
昨年を上回る規模で開催される、
いけばなと文化財のコラボレーション
「百段階段」とは
2009年3月に、東京都の指定有形文化財に指定された木造建築です。ケヤキの板材でつくられた99段の階段廊下をもつことから、通称「百段階段」と呼ばれています。「百段階段」には、絢爛豪華な7部屋があり、部屋ごとに当時の美の共演と大工の高い技術力をみることができます。
百段階段に華を添えるいけばなの美の世界
文化財「百段階段」に華を添えるのが、日本最大のいけばな団体「公益財団法人日本いけばな芸術協会」が出展するいけばなの数々。古典様式から現代様式まで、幅広いスタイルで昨年度の出展を上回る51流派が集結。週替わりで「百段階段」を彩ります。
いけばなと昭和初期を代表する日本画家たちが美を競い合ったアート空間「百段階段」との時代を超えた美の共演が再び実現! 桜が芽吹くころから新緑の季節までの2カ月にわたって、百花繚乱! 日々表情が変化する移ろいの美を楽しめます。
Japanese cherry tree is very beautiful .
This hotel (meguro gajoen) is the traditional Japanese culture .
『いけばな×百段階段2014』
■開催期間:2014年3月18日(火)~5月18日(日) ※月曜日休館
■開催時間:10:00~18:00(最終入館17:30)
■会場:目黒雅叙園 東京都指定有形文化財「百段階段」
■入場料:1,200円(前売1,000円)/学生600円、通期入場フリーパス3,000円 ※小学生以下無料
◆毎週月曜日には、流派の家元による公開制作をお披露目
「百段階段」は休館ですが、目黒雅叙園のエントランスロビーにて、流派の家元らが手がける大作の公開制作を間近でみることができます。
■お問合せ:03-5434-3140(10:00~18:00 営業部)
■主催:目黒雅叙園
■企画協力:公益財団法人日本いけばな芸術協会
■後援:目黒区・めぐろ観光まちづくり協会
■協力:JR目黒駅
※展示構成は、一部変更となる場合があります。
★詳細はこちら