「神宮の森」~日本人のこころ~写真家・森武史さんが撮る「神宮の森」とは? 「日本人のこころ」とは?

※写真はイメージです。

「神宮の森」とは?

「神宮の森」とは、伊勢神宮の森のことです。 「お伊勢さん」「大神宮さん」で親しまれる伊勢神宮は、正式に言うと、「神宮」であって、伊勢の神宮と言うのが正しいのだそうです。 さらに、神宮とは、皇大神宮(内宮)と豊受大神宮(外宮)を中心とした125社の総称です。内宮には天照大御神が、外宮には天照大御神のお食事をつかさどる豊受大御神が、それぞれおまつりされていますね。 その参道を一歩踏み入ると、そこが神宮の森、神様の領域です。「神路山」「神垣山」「島路山」と呼ばれる神聖な山々が周辺に広がっています。その面積は、なんと5,500ha!! 甲子園球場のおよそ1400個分に相当するのだそうですから、想像もできないぐらい広大な面積ですよね。その「神宮の森」を、ライフワークとして撮りつづけている写真家が、森武史さんです。

写真家・森武史さんを通じて感じる神宮の森の息吹とは?

現在、森武史さんの写真展が、全国のキヤノンギャラリーで順次開催されています。また、『「神宮の森」日本人のこころ』と題したセミナーも、3月18日(火)に東京で開催予定です。 聖なる神宮の森で、何を目の当たりにし、何を感じるのか――。 森さんの作品や言葉を通じて、森の奥で繰り返される生命の次世代への循環や、自然と人間との関係に今一度思いを馳せながら、じっくりと私たちの原点を見つめなおしてみる良い機会ではないでしょうか。

1)写真展

■森 武史 写真展「神宮の森」~日本人のこころ~ キヤノンギャラリー名古屋 2014年2月6日(木)~2月19日(水) キヤノンギャラリー福岡  2014年2月27日(木)~3月11日(火) キヤノンギャラリー仙台  2014年3月20日(木)~4月1日(火) キヤノンギャラリー札幌  2014年4月10日(木)~4月22日(火) ★写真展の詳細はこちら

2)セミナー

■「神宮の森」日本人のこころ 日時:2014年3月18日(火) 19:00~21:00 定員:80名 ※定員になり次第締切 会場:東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー7F 【概要】 伊勢神宮周辺には神路山・島路山などの山々が広がっており、約二千年前の神宮御鎮座より神聖な山としてあがめられてきた。その森に分け入ると、一滴のしずくから次世代への循環を静かに繰り返す生命、そして守り育てられている森の安らぎを感じ、自然と人間の関係に思いを馳せることができる。近年起こった未曾有の自然災害は、我々に自然観を深く考えさせる出来事となり、そして森は、自然に対する畏敬そして畏怖の念、伝統や信仰の心などが、今もなお日本人の自然観の原点であることに気づかせてくれた。森氏の作品「神宮の森」を通じて森の息づかいを感じ、私たちのこころの奥底にある、自然に対する「日本人のこころ」を思い起してはいかがだろう。 【講師】 森 武史(もり たけし) カメラマン 1957年三重県玉城町生まれ。大阪芸術大学卒業。1994年にフリーカメラマンとして独立し紀伊半島の風景・人の暮しを撮り始める。2012年「14’キヤノンカレンダー作家」に選出。これまで「『熊野修験』写真展」(2008~10年パリ・東京・京都・三重県伊勢市)、「『神宮の森』常設写真展」(2009年~ 伊勢神宮内宮前おはらい町五十鈴蔵)を開催。作品集に「熊野古道写真集『くまのみち』」(1999年)、「DVD熊野写真集『祈り天空に満ちて』」(2004年)、「鳥羽離島写真集『絶海』」(2006年)、「伊勢神宮『神宮の森』写真集」(2013年)がある。 ★セミナーの詳細、お申し込みはこちら