TRINITY本誌連動『魂ドクター越智啓子の そのまんまでOK ありのまま生きるのが気持ちいい!』第7回 PART.1

TRINITY本誌で大人気連載中の越智啓子先生の「魂ドクター越智啓子の そのまんまでOK ありのまま生きるのが気持ちいい!」。
これまで40回以上連載し、越智先生からポジティブなエネルギーをいただいている読者の方がたくさんいらっしゃいます。本誌で読み逃した方にもぜひ読んで頂きたいと考え、これまでの連連載をTrinity WEBで改めてご紹介することに決定しました。

今回のテーマは「恋愛」。
パートナーがいる人、いない人。状況は違っても、恋の悩みは尽きないもの。
でも「ステキな恋をしたい!!」という想いは、いつもあなたに一番ふさわしい、必要な現実を引き寄せています。
今回は啓子先生に寄せられる“恋の悩み”を例にアドバイスいただきました。
恋のレッスンをクリアして、ディープな恋愛を楽しみましょう!

恋愛の達人は、人生の達人!

恋心は人生の中で大切なことだと思います! 皆さんは、いい恋をしていますか? 今までに、運命的な恋をしましたか?

私たちは“恋”に生き、夢と高い目標を掲げてやきもきしています。恋愛をする度に、女らしさや男らしさ、人間性が磨かれて、ますますステキになっていくのではないでしょうか?
恋は、幾つになっても心ときめき、世界がいっぺんにバラ色になって、お肌もつやつや、笑顔が輝いていきますね。まるで魔法のよう!

私の大好きな宇野千代さんは、恋愛の天才でした。
失恋をすると、まる一日、布団のなかで大泣きして、悲しみを一気に解放して、また次の恋愛にまっしぐら!
その明るい前向きな姿勢に共感を覚えて、大好きになり、彼女の本やお芝居にはまって、彼女のデザインした桜の茶器セットやハンカチまで愛用しています。
彼女の多彩な創造性は、恋愛上手とつながっているのかもしれません。
小説家、着物デザイナー、ファッション雑誌の制作など、マルチプルになんでも楽しくこなしたところに憧れます。

生きている間に、是非お会いしたかったのですが、残念。でも晩年、彼女の恋人の一人だったという方と、雑誌の対談でお会いして、余談の中で、興味深い話をしていただきました。
「僕は、宇野さんの六人いる恋人の一人だったの。もちろん九十歳過ぎていて、セックスはなかったけれど、久しぶりに逢うと、両手で優しく顔を抱いて、なでてくれた。『元気でいらした?』と、声はまだ艶っぽくてね、それはいとおしそうに、なでてくれましたよ」
そう伺い、さすがだと思いました。九十歳過ぎても、恋人が六人! しかも声が艶っぽい! このお話を聞いて、直接お会いしたかのように、嬉しかったのです。
宇野千代さんは、私にとって、恋愛だけでなく、人生の師匠だと思っています。

~続く~

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越智啓子先生
精神科医。東京女子医大卒。東京大学病院で研修後、ロンドン大学付属モズレー病院に留学。帰国後、東京都児童相談センターなどに勤務。1995年「啓子メンタルクリニック」を開業。クリニックでは、過去世療法、アロマテラピー、クリスタルヒーリングなど自身の経験を活かした新しい療法を取り入れている。