健康でいるために見落とさないで頂きたいことPART.1

健康を阻害する一番の問題とは?

こんにちは。
アーユルヴェーダサロンMayuraのカネコです。

暑かった夏も終わりを告げ、急に涼しくなりましたね。季節の変わり目でみなさまご体調を崩されておりませんか?
定期的にサロンへ通われているお客様からは、夏の間に食欲も落ちず、夏バテしませんでしたとの嬉しい声を沢山いただいております。このようなお声を通して、お身体を大切に扱ってくださる方が増えていることに喜びを感じております。

さて今回はアーユルヴェーダに関心がある方が陥りやすい盲点の“健康でいるために見落とさないで頂きたいこと”についてお話します。

それといいますのも、先日お客様から「ひいた風邪がなかなか治らないので、自分の体質に合ったアドバイスをください」という質問を受けたからです。
これはアーユルヴェーダに関心がある人が陥りやすい質問の良い例ですので取り上げることにいたしました。実はこの質問の問題点は、アーユルヴェーダの本来の目的を良く理解されていないというところにあります。
それといいますのも、アーユルヴェーダは病気にならない身体作りが目的であって、病気の対処法ではないからです。ここをお分かりいただけると、アーユルヴェーダの醍醐味をご理解いただけると思いますので、それをご理解していただけるようにこれから説明をしていきます。

アーユルヴェーダでは健康な身体を作るために、身体に溜まった毒素を取り出すことをとても大切に考えています。それは体内が綺麗になることで免疫力があがり、自然治癒力が発揮できる身体になるからです。自然治癒力の働く身体ならば、病気に掛かりにくくなりますし、もし病気になっても病状が長引くこともありません。

少し考えてみればわかることですが、人間は長い間大自然の中で生かされてきました。
しかし、現在の私たちはそこから大きく外れた生活を強いられています。生活空間は自然から離れていて、人工的な空間で、加工されたものを食べ続け、その上、汚染された大気を吸いながら、人間関係のストレスにまみれて生きています。

また、病気になれば自然治癒力を頼ることなく、薬で毒素に蓋をしてしまい身体に抱え込んでしまいます。ストレスをお酒や食べることで解消している人は、さらに多くの毒素を身体に抱え込んでいることでしょう。
このような過酷な環境が身体に与えるストレスは、本来身体が処理できる能力をずっとずっと上回っています。ですから、その処理を助けることをしないと、残念ながら身体の中には老廃物といわれる毒素が溜まり続ける一方なのです。そしてそれが私たちの健康を阻害する一番の問題なのです。

 

~PART2へつづく~