「幸せタイムリー~幸運を引き寄せ運勢を好転させる方法」~運を強化し、願いを叶えるキーポイント PART.6

スピリチュアル古今東西・お盆編

8月に入り、立秋もすでに迎えました。とはいってもまだまだ暑さは続き、盆踊りや花火大会など夏の楽しみはまだまだ盛り沢山です。とはいえ季節は確実に変わり始めているのも確かです。もうしばらくすると、朝夕に霧が発生するところもあるでしょうし、夏風と秋風が交差し行き交う、昔の人達はこれを「ゆきあひの空」と言ったそうです。

感性を研ぎ澄まし、こういった感覚を敏感に感じ取ってみましょう。そして立秋を過ぎたら、ひとつ目標を立ててみるのもよさそうです。

○ 部屋のかたづけをする。
○ 朝、散歩をする。
○ 読書をする。

あまり現実からかけ離れていることよりも、日常的な目標がよさそうです。目標が定まったら、毎日の生活の中に無理せず取り入れ、少しずつコツコツと積み重ねていってみて下さい。
「継続は力なり」という言葉が語るように、積み重ねていくことで少しずつ自分のものになっていきます。

さてさて8月はお盆で帰省される方も多いと思います。
江戸時代、お盆の帰省を「薮入り」といったそうで、実家では家族一同が集まってご馳走を囲み、祖先の霊の前で祝ったそうです。迎え火・送り火、盆踊り、大文字焼きなど各地に今も昔と変わらない行事や風習が健在しています。

この時期は、普段、信仰心のない方も仏様に手を合わせることもあるかと思います。仏様の花といったら最初にイメージするのが「菊」の方が多いのではないでしょうか? 少し大人しいイメージのする花といった印象を受けますが、秋は菊の季節でもあり、赤や白や黄色といったさまざまな色で楽しませてくれます。

あまりテーブルコーディネートやプレゼントに菊というイメージもないですが。平安時代には“菊花の宴”が催され、例年の儀式になっていったそうです。そして、昔から菊の花には霊力が備わっているという言い伝えがあり、長寿や薬効成分があると言い伝えられています。

例えば、菊の花を枕に詰めた菊枕で寝ると邪気を払ってくれ、頭痛や目の回復力などにも効果があったといわれています。また夜のうちに菊の花に綿をかぶせて、翌朝、朝露で湿った綿で身体を拭くと老化や病気を防げたとも言われ病気回復や美容効果があるとされていました。少々、面倒といった方は、小さな菊枕や綿をかぐだけで気分がスッキリし、リフレッシュされそうです。アロマテラピーと同じ療法ですね。

菊は日本的な美しさを象徴する花のひとつです。桜と同じく良く着物の文様にも用いられています。霊力のある花、菊をぜひ生活に取り入れて楽しんでみてください。