赤色が持つ「狂気性とは?」~多様な意味を持つ色の可能性~

エネルギッシュな赤のパワー

真っ赤な太陽が燦々と熱く私たちを照らす季節になりました。ありがたいことではありますが、正直暑いです。夏はエネルギッシュな季節ではありますが、できればもう少しクールにいきたいものですね。そんな子供みたいなことを考える今日この頃です。みなさん、いかがお過ごしでしょうか。ステキなあなたのことですから、夏の暑さに負けることなく生き生きと生活されていることと思います。

冒頭で「真っ赤」という言葉を使ったのですが、今回はまさに文字通り「真っ赤」なお話をします。その前に、「赤」の解説をさらっとおさらいしたいと思います。

赤は心身を活発にさせる反面、多用は禁物

赤は、とても素晴らしい色です。血圧や体温を上昇させたり、血液循環を促進したりする効果があります。なんと!赤は便秘対策にまで効果があると言われています。スピリチュアル的には傷を治す治癒力アップの色とも言われており、遥か昔には医療にも取り入れられていた色でもあります。心身を活発にさせ、パワーを増幅する色でもあります。アクティブなイメージも与えられますよね。恋愛にも有効なカラーです。

しかし、赤がいくら素敵な色だと言っても、多用は厳禁です。もちろん赤に限らずですが、特定の色の使いすぎは少々意識して下さいね。夏の暑さでイライラしがちな人が、赤を多用すると色彩のエネルギーの影響を受けて怒りがパワーアップしてしまうのです。戦隊モノのレッドの人は、敵を蹴散らすことが仕事でもあるので怒りのパワーでカッコ良く敵を倒して行くのは確かに効果的なのですが、変身前から「真っ赤」だと、少々扱いづらいリーダーと思われてしまう危険性があります。

そうです。赤には人の心を高揚させるパワーが秘められているのです。だから、「情熱的な赤」は、精神がコントロールできていない時に多用すると「狂気の色」になってしまうのです。信号機を思い浮かべてくれるとわかると思うのですが、赤は危険信号でもあるのです。危険な赤と言えば、「口裂け女」がわかりやすいかもしれません。マスクをして真っ赤なコートを着た美人っぽいお姉さんが「私、キレイ…?」と突然聞いて来る有名なあの話です。回答次第では攻撃的に襲いかかって来ますよね。女性としての美に対する意識が強く、自分の裂けた口にコンプレックスを持ち、情緒が乱れ、攻撃的になる。まさに、赤の暗黒面の塊のようなキャラクターだと思いませんか。

このように、色には良い面と悪い面の両方が存在しますので、色のパワーを取り入れるときは自分の心身の状態を把握しておくことも大事だといえるでしょう。