ホリスティックケア・プアマナの宇宙の法則・身体の法則 PART.24『まずは自分の中の葛藤と向き合う』

『我慢』は嫉妬や恨みと同じくらい身体によくない

横浜で女性のライフステージに合わせた鍼灸・美容鍼灸・疏泄マッサージの施術をさせて頂いているホリスティックケア・プアマナ(puamana)です。

「人を呪わば穴二つ」怖いですね~。まあ、あまり呪う、という人は少ないのだろうと思います。六条御息所じゃあないんだから。しかしね、妬む、恨むなんていうのは気付かない内に、結構してしまっているのかもしれません。「そんな恐ろしいこと絶対しませんわ!!!」と、言う方は、これはどうですか?

我慢する
していますよね? その時、ここで私が我慢しちゃえば丸く収まるわ。と思うのですよね。

ところが、これが妬み嫉み恨みと同じくらい身体にも心にも良くないとしたら、どうでしょう? カルキ・バガヴァンというインドの聖人の言葉を引用しましょう。「他人に何か起こっても自分には全く関係ないと思いがち。気づかずに人を傷つけたり、他人に心ない言葉を発し(中略)その結果、相手に痛みや苦しみを与え、それらが跳ね返ってきて病気になる」

どんな宗教でも悪口雑言を戒めますが、言霊なども含めて、悪いエネルギーというか波動を発してはいけないよ、自分自身も傷つけるよ、というんですね。これだけ見ると、ともかく表目上は悪い言葉も発せず、波風立てずに何でも丸く収めといた方が良いみたいに思えますが、どうもそんな簡単なことではないらしい、と皆様も薄々感じていらっしゃるでしょう。

内心では同意しかねるという思いを抱えながら、ここで地獄に堕ちるまいと悪い言葉を飲み込んだとしても、心では納得の行かぬまま、忸怩たる思いがぐーるぐると渦巻いているとしたら……。悪い言葉を発するよりもずっと身体には悪いことは間違いありません。事実、このことが原因だろうな、と思われる多くの病気があります。ストレスが原因の一つとされている病気なんて、典型的ですよね。心身症、胃潰瘍、がん、心臓病、脳血管障害、アレルギーなんかの原因も同様でしょう。怖いですね。

それなのに、どうしてお釈迦様も現代の聖人もこれを戒めるのでしょうね? 悪いのはマイナス、あるいはネガティブな感情を抱くこと自体ではありません。湧き上がってきた感情を抑え込むことが問題なのです。

葛藤がストレスを生む

感情が湧き上がってくるという時点で、その感情はすでにあなたの中に「ある」のです。それを「ない」ことにしてしまうと、どうなるでしょう? そう、そこに葛藤が生まれます。葛藤こそが、ストレスや病気の種であり栄養です。ここで自分さえ我慢すれば、という思いでにっこりとほほ笑むたびにあなたはがん細胞に水と栄養を与えているのです。

退屈な仕事上のパーティーや、お付き合いの結婚式で、退屈ながらも座っていなければならないような種類の我慢のことを言っているのではありません。あなた自身の人生に関わるような、あなた自身のアイデンティティーや、進路に関わるような選択。あなた自身を常に居心地悪く感じさせるような環境。身内の中では常識となっている、あなたには無意味に思える慣習。それらに対してあなたが心の中で「嫌だな」「無意味だな」と感じている限り、葛藤は育ち続けます。そして、それは妬みや恨みと同じようにあなた自身を確実に蝕んでいくことができるのです。

人間同士は目には見えなくても、常にエネルギーの交換をしていますから、葛藤を介したエネルギーが発せられれば、それが相手も傷つけ、自分自身をも傷つけます。マイナスの感情を抱かなくなるためには、まず自分自身の葛藤に向き合うことが必要なのです。