中島知子さん復帰からも見る占い師やヒーラーさんとのつき合い方

目に見えるものも、見えないものもあるのがこの世界

なんでも自己責任です。もちろん、歩いていたら急に上から鉄骨が落ちてきた、なんていうとんでもない巻き込まれ方もあります。けれど、慰謝料は貰えても痛い思いをしてその身体を抱えて生きていくのは自分で、誰も代わってくれません。いえ、代われません。

不思議な世界や見えない世界はあると思います。不思議というのは何かと言うと、現代科学でわかっていない事は不思議に入るでしょう。原因不明の病気になったり、急に治ったり。なぜかテストにだけ強い子がいて、普段の成績は芳しくなくても、希望の大学に合格したり。見えない世界もあります。愛は目に見えるでしょうか? 愛しているという言葉は言っても、全くのデタラメということもあります。反対に言葉にはしなくても、愛がある事も。一般に言う心がどこにあるか? ハッキリと答えられる科学者や医者はいないと思います。

霊能と言われるような能力を持つ人もいると思います。時に、「この人は私の事を調べてきたんでは?」と思えるような方もいます。けれど、万能ではありません。100%の人はいないと思います。肉体を持って生まれてきた以上、霊ではないので、人間です。

見えない世界との付き合い方

ではどのようにつき合っていけば良いでしょう? 否定する? それは頑な過ぎると思います。霊能者や占い師を否定する人も、お友達やブレーンには相談をするでしょう。どの人をブレーンにするかという違いです。ただ、お友達が言ったからと言って、それで決定をする人はいませんよね? 今時は病気でさえセカンドオピニオンが当然です。占い師一人を妄信するのではなくて、数人に聞く事。もしも数人が口を揃えて(もちろんそれらの人は知り合いでも何でもなく)、同じ趣旨の回答を言うのならば、それは信憑性が高いと思えば良い。バラバラの事を言われたのならば、それはまだ可能性がバラバラと言う事かもしれない。けれど、決定は、最後は自分です。

占い師と話したり、タロットカードを自分で切ったり、流行のインターネットで簡単にできる占いをしてみたりする時、心で会話が始まっていませんか? 「いや、それは違う」「そうそう、そうなんだよ」。事実と真実は違う事もあります。どんな選択をしたいか、霊能者と話しながら考えている訳です。つまりは感の良い人を意見を参考に自分の考えをブラッシュアップしていけば良いのです。

中島知子さんが、本当に洗脳されていたのかはわかりません。ただ、相方の独立や恋愛問題などで心が弱っていたのでしょう。引きこもりたくなりますよね、そういうときは。たいていは自分の心の闇が自分を苛みます。そこで頼りになった人が、件の占い師なのでしょう。だからあれで留まったのか、それとも心をより深いところへと引きずられたのかは、今後を見てみないと何とも言えませんよね。

占い師や霊能者は依存させるような事はしてはいけない(しない)というのが、基本ルール。「これは私の霊視結果ですけれど」など、あくまで私は……、と言う事をベースにする方をまずは話す基準にしてみても良いのでは?