「どうしよう……」「もうイヤ!」忘れられない恋愛からの抜け出し方【ローズの法則】

過去を美化してしまう不思議な人間の能力は右脳にあった!

恋愛の仕方は学校の授業にありません。どこから学んできたのでしょう。男と女の違い、そして子供と大人の違い。どこがボーダーラインなのかも知らず人へと好意の気持ちを持ちはじめます。『好き』と『好きなのかもしれない』……ここにもひとつの罠があって、自分だけでは判断出来ない感覚が中途半端に存在するのです。

その全てを操っているのが『右脳』。右脳は視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚などの五感を認識するのですね。恋する脳は心とも連結しているようです。と言うことは、簡単に自己コントロールすることが出来る、ということなのではないでしょうか?だとすると、好きになるのも嫌いになるのも自由。笑うのも泣くのも自由。そして妄想、想像の世界を作ってゆくことも出来てしまう。良いことも悪いことも十人十色。自分の好きなように『想い出』となり脳内に残していくことが出来ます。

そのなかでも、非常に大きく感情を動かされたこと、ショックや驚き、サプライズ的なことは残りますが、鮮明ではありません。実は自分にとって都合良く残っていくのです。「残る」という言葉よりも「つくる」の方が妥当かもしれません。すなわち、過去の出来事を自分の好きな世界に染めていってしまうのです。

好きな人と共有していく生活があって、「人間対人間」なのだから衝突もあります。価値観や考え方の違いで大喧嘩してみたり、ウソをつかれたり。でも、その過去も、なぜか時間の経過と共に自分を責めるようになってしまう。いわゆる『私にも悪いところがあったのよ』という台詞、耳にしたことがありませんか?

彼氏に浮気をされた場合でも、なのに「あの人は悪くなかった。私が原因なの」のようにある事柄を綺麗な想い出にしてしまうのです。「やっぱりあの人は素敵で優しい人。私にしか分からないの」というように事実を飾っていきます。それがここで言いたい『過去を美化していく』ことなのです。

シンプルなビジョンを創って!
忘れられない恋にさようならは誰でも出来る!

『美化』が続けば続くほど忘れられなくなっていきます。ではこれからどこへ向えば良いのでしょうか。美化しないで前進していけるのでしょうか。方法は実はとてもシンプルです。それは、「好きなこと」を見つけて下さい。貴方の将来のビジョンはありますか? 恋愛から一旦離れるのです。すると忘れようとしなくても自然に忘れて、過去の『想い出』が上書き保存のようになり、データは近過去へと流れていきます。
新しい世界へと向うことです。すると新しい世界でも新たな出逢いはやってくるのです。ビジョンとは、いわゆる夢や目標のようなもの。恋愛に依存するのではなく、物事や自分に依存してしまいましょう。必死に達成するまで、脳力が一気に働き始めます。心とのバランスを保ちながらも、右脳の活性化に自然と力が注いで、また別の場所にアドレナリンが出ていきます。

このまま恋愛という家に住んでいたいのならば、思い切り泣くことをおススメします。『美化』することを一旦ストップして、号泣するのです。すると体内や脳内の経験を、涙と共にデトックスしていけるのです。これは、心のメンテナンスとも言えるかもしれません。全てがマインドコントロールで良い方向へと進んでいけるのです。「過去にしがみつくのをやめること」……これが【ローズの法則】です。