春は肝の気が滞る時期
東洋医学では春は「肝」という臓が問題を起こしやすい季節とされています。「肝の気」が滞ると鬱っぽくなったりイライラしたりします。肝にいい味は「酸味」、そして気を巡らせるのにいいのが「柑橘類・香草類」
春は気が上に上がりやすい季節でもあります。だから「のぼせ」や「めまい」などを起こす人が多いのです。そんな時は「降」作用のある「苦味」を摂りましょう。春の野菜には苦味のあるものが多いのも自然からの贈り物……、ただし苦味には「乾」作用もあるので摂りすぎには注意です。
またセルフケアとしては気を下すために「足を温める」「足をマッサージする」などが有効。これは上がった気を下に誘導するためです。足の「肝のライン」をかっさ。「肝のライン」は足の内側の骨の上にとります。
かっさマッサージはたっぷりクリームをつけて行いましょう。足首から膝に向かって「肝のライン」をかっさプレートの耳の部分で5cmを3回こすったら次の5cmを3回というように進んでいきます。また足裏はかかとから足先に向かって同じように行います。
春は体調を崩しやすいとき……。東洋の知恵、薬膳とかっさで春を元気に過ごしてくださいね。
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