私の心を虜にした
「1分で感動」の吉永圭佑さんPART.6

この連載は、今現在日本で最も支持者の多いFacebook「1分で感動」を書いていらっしゃる吉永圭佑さんにインタビューをさせて頂いたものを、数回にわたりご紹介するものです。前回は“人の期待を裏切らない”。できそうでかなり難しい吉永圭佑ルールをご紹介しました。今回はなんと、あまり怒りを感じない!私の感想を交えつつ、吉永さんの言葉には「」を入れて、決して誤解の無いように伝えたい。吉永圭佑さんから受けた感動を、皆様とシェアできたらいいなぁと心から願います。

文責:遠藤明美(TRINITY編集長、癒しフェアフェア実行委員)

―1年でもの凄い結果を出された訳ですが、もう少し「1分で感動」が支持された理由を教えて頂けますか?
「あとはやっぱり話を紹介するときに、自分を基準にしていて、例えば「もうどうぞ泣いてください」というようなお涙頂戴みたいな話があって、多分いい話だなとは思うんですけれど、自分があまりピンとこない話は、やっぱり投稿しても他の人も喜ばないんですよね。だから自分がピンと来るか来ないかの基準で話も載せています。やっぱり“類は友を呼ぶ”で皆さん集まってきたんだと思います」

 

―時の人ですが、困ったことってありますか?
「もちろん、投稿をしていて賛成意見と反対意見との両方が出てくるのは当然いいと思うんです。それに、僕はあんまり腹が立ったりしないんですよね」

―日常で腹の立つことって一杯あると思うんですが、怒り自体をあまり感じないんですか?
「そうなんですよ。4年に一度あるかないか位ですかね。ただ、facebookをしていて、たまたま1万人に一人くらい自分がちょっと理不尽と思う方が現れるかな?という法則を見つけました」

―それは少ない確率ですね。
「う~ん、そうかもしれませんね。でも、振り返ると昔からそうですね。そうそう、努力していることと言えば、僕は『月賀状』っていうのを送っているんですが、これは誰もやっていないでしょうね」

―月賀状?
「年賀状を元旦に送るのは誰でもやると思うんですけど、学校を卒業してからもうご無沙汰になっている友達も多いので、月賀状というものを作って、季節のご挨拶みたいな感じで送っています。10月だったら紅葉の綺麗な写真なんかをメールに添付して送るようにしているんですよ。それを昔から心がけていています」

―どれぐらいやっていらっしゃるんですか?
「そこまで昔じゃないんですけどね。何年前だったかな……。3年前位からですね。Facebookを始めたときも月賀状を送れるな、と思って。しかも無料じゃないですか。それで読んでくださる方みんなに送るようにしていて。最初にお名前があるかないかでもだいぶ違うと思うんですよ。一斉送信で送るのと、一人ひとりに、例えば『遠藤様』って付けて送るのとでは、だいぶ意味合いが変わってくると思って。ちゃんと一人ひとりのページを開いて、メッセージを送って。名前を入れて、相手との今までのやりとりもきちんと見てから送るようにしています」

―相当、面倒くさくないですか?
「けっこう面倒くさいんですよ(笑)」

―時間もかかりますよね?
「ちょっと時間がかかりますね。でもそれをコツコツやって、二つ目の職場では平日は仕事、土日は月賀状を送るのに集中していたら、けっこう時間がつぶれちゃってましたね。結局、今まで手作業で3万通ほど送りました。日本で一番送ったから、日本で一番になれたのかな、とは思いますね」

―名前はシステムで入れられないんですか?
「そうですね。システムで自動ではやはり無理で、全部手作業です。例遠藤さんの場合、下のお名前は“明美”ですよね? 漢字で『遠藤明美』ってやっていったら、システムで吸い取れはするんですけど、人によっては表記もバラバラ。英語でやっている人とか、旧姓を入れている人もいるから、システムを使うと、やっぱり解っちゃうんですよね」

―これは気が遠くなりますね。一度送った人には毎月送られるんですか?
「これがですね、できればみなさんに毎月送りたいんですけど、手作業で送るからやっぱり限界があって、今はひとりの人に月賀状を一回送って、次に送れるのはいつか分からないという状態なんです。読者が昨日11万人になって、そのなかの3万人にしかまだ送れていなくて。8万人に送れていない状態なんですよ」

 

―まさに幻の月賀状。その思いつきを発想力があって素晴らしいと、一言で片づけるのは簡単だが、自分が書いたもので人に感動を与えたい、という想いの深さがあってこそ生まれたもの。だからこそ、きっと努力もできるのだ。うーん、当然だが凡人じゃない吉永圭佑さん。実はヨガなども実践しているそうで、そういう事も今の生き方に一因しているのだろうか? 次回は吉永圭佑さんと癒しフェアに関して書いてみたいと思います。癒しフェアご出演に関して、私自身その場で吉永さんから「1分で感動」ならぬ30秒で感動を経験したからです。

 

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<Information>
吉永圭佑さんが、3月30日(土) 「癒しフェア2013 in Osaka」に出演されます!
出演時間: 13:30~14:30
場所:大阪ATCホール 「癒しフェア2103 in Osaka」会場内

貴重な講演会を行いますので、ぜひご参加ください。
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