ホリスティックケア・プアマナの宇宙の法則・身体の法則 PART.13~不安は、今も未来も台無しにしてしまいます~

横浜で女性のライフスタイルに合わせた鍼灸・美容鍼灸・疏泄マッサージの施術をさせて頂いているホリスティックケア・プアマナ(puamana)です。

家族と病気

母の更年期症状が重かったので、自分も今から心配で仕方がない。最近は更年期症状も低年齢化しているといわれているためか、そんなお悩みをお持ちの方は少なくないようです。また、ある方は、一人目の子供を妊娠しているときにつわりがひどかったので、またあんな思いをするのかと思うとどうしても二人目の妊娠は躊躇してしまう、と言います。 典型的なのは、「家はがん家系だから」、いつかは自分もがんになるだろう、という予想でしょう。ここで典型的、と申し上げているのは、前出の方々にはある共通した特徴がみられるからです。

体型や容貌、癖などが親子で似通っているということは確かにあります。風邪をひきやすい、便秘をしやすい、などの具合が悪くなりやすい類似点がある、ということもあるでしょう。一説には、家族は同じ環境で生活し、同じ食生活を送るために調子を崩しやすい身体の部分や、かかりやすい病気が類似してくるのだとも言われています。ところが、仮に3人姉妹がいたとして、容姿や性格はもちろん、肌が弱い、アレルギーがある、捻挫をしやすい、など調子の悪くなりやすい部分がそっくりである、という例は周りを見回してみても少ないのではないでしょうか。これは何を意味しているのでしょうか?

がんは遺伝するのか?

家族性に遺伝する腫瘍、というのが確認されています。しかし、一般に話題にされるがんは、骨折のようなケガが遺伝しないのと同様、遺伝するわけではありません。例えば家族や親せきにがんに罹った人が多い場合は「がんになりやすい体質」が遺伝する、と考えられています。体型や身体の中で不調が出やすい部分「環境や食生活、生活習慣、思考の方法」に共通点が多いために「胃がんになりやすい」「肺がんになる人が多い」という傾向が生まれるのです。共通点が多くても、環境、食生活、生活習慣、思考の方法のどれかを変えれば、姉妹の例のように病気や不調として同じ結果にはならない、ということでもあります。

ここで先ほどの「典型的な特徴」ということに話を戻したいと思います。皆様はどんな特徴だと思われますか? そう、不安感が強い、ということです。身近な方のお見舞いに行ったり、訃報を聞いたりすると、誰もが一時的に自分は大丈夫だろうか、と不安になります。ところが、30代で更年期症状について日常的に悩んだり、枕詞のように「家はがん家系だから」という方は、明らかに取り越し苦労が習慣になってしまっているのです。おそらく、病気以外の事柄についても「心配」や「不安」「不満」を抱くことが多いのではないでしょうか。

遺伝に不安になり過ぎず、できる体質改善を

家族や親せきに糖尿病は多いけれど、がんはいない、という方でも100%がんにならないという保証はありません。同様に両親ががんに罹ったからといって、ご自分もがんになる確率は100%ではないのです。見方を変えれば、がんになりやすい体質であるということが分かっているのは、予防対策を立てられるので有利なのです。占いであらかじめ知っていれば難を逃れることができるように、「胃がん」が多いのなら、不安や、がん家系に生まれてしまったという不満を抱いて手をこまねいているよりも、それに特化した予防対策を立てることもできます。

まだ起こってもいない未来の不安を先取りして「がん」のこと、重いに違いない「更年期症状」のこと、「つわり」のことを心配するのなら、その未来の自分に確実に影響を与えることのできる「今」できることを実行した方が毎日を健やかに穏やかに過ごすことができると思います。