「宿命」は変えられない~なぜ、今の誕生日を選んで生まれて来たのか PART.17

人生の目的地を知れば
運命の人との出会いに繋がる

もしも、あなたが幸せになりたいと願っているのであれば、あなたの生まれ変わった目的を知ることです。コンサルテーションの結果を受け取った方々の多くが、「考え方が変わった」「生き方が変わった」「毎日が幸福です」とお喜びのメッセージを頂きます。コンサルテーションの結果の内容は魂を揺さぶるため、なかなか、一読しただけでは理解するのは難しいでしょう。そして、多くの人は、深く考え込み、落ち込んだり、驚いたり、涙が自然と溢れ出たりして、生まれる前の母体の中に一度タイムスリップをしたかのような錯覚を起こす人もいらっしゃうようです。

結果を受け取ることで、魂の旅が始まります。生きる意味、魂、スピリチュアル、霊的、目的……。自分を知り、そして、幸せになること、真実の追究をする旅は、来世までも続いて行きます。生きて行く中で、2つのことを地球上に住む魂達は知りたいために、生まれ変わっています。
1.人生の目的を知ることです。
2.自分を知ることです。

人生の目的を知って、自分を知れば
運命は大きく動き出す

「でも、人生の目的を知ったからといって、本当に幸せになるの?」と、思っている方もいらっしゃるでしょう。また、「自分を知る」「WHO I AM?」とは、どういう意味? 自分の名前、生まれた場所、両親の名前も分っているし、自分のことぐらい知っているけど、それが幸せとどう繋がるの? 今、悩んでいることと、どう関係があるの? そして、ソウルメイトとの関係も自分を知ると分るの?と、心の中で、思った人もいらっしゃるでしょう。しかし、幼少時代から大人たちをリーディングして来た私が研鑽した上で、この二つを本当に知ることが出来れば、幸せになれる可能性が高いのです。例えば、「結婚したいけど、彼氏させも数年以上いない。歳も30代で寂しい」と思っている女性のご相談だとしましょう。こちらの問題は、人生の目的とか、魂の目的とか、自分を知るとかなどと関係ないことのように思える知れません。しかし、意味があるのです。そして、自分の生きる目的と自分自身を知っていれば、人生に降りかかって来るだろうと予想できる問題は、ある意味、想定内になり、問題ではなく、「この試練を乗り越えれば良いのね?」とプラス思考で考えることもできるようになります。

もちろん、自分を知ったからといってすぐに結婚相手が見つからないかも知れませんが、心の中では天使たちが「大丈夫!」とメッセージを送って来てくれているかのように、もっと、力まないで、前向きな気持ちで過ごせるようになれるのです。
「彼氏もいないのに、楽しく過ごせる?そんな訳ない。現にいま、寂しいし……」と思うかも知れませんが、しかし、その寂しい思いを通りぬけることが、あなたの現世での課題だったりするかも知れないのです。

人生の目的を見つけ
自分に奥底にある地図に気付く

心に余裕が出来たあなたは、笑う回数も知らずとして増えていることでしょう。そして、自分を知るということは、自分はどちらの方向へ向かって進んで行っているのか、目的地を知ることが出来るのです。目的地が分らないまま、今まで、西に行けば良いのか、東に行けば良いのか、分からないまま目的地への地図さえも用意できないまま、気持ちだけが焦ってしまうことがないように、また、他人の地図を覗き込んでも、無意味です。「あなたの人生はあなただけのものです。そして、あなたが望んで来た目的をあなたが果たさなければ、誰がその目的を果たすのでしょうか」。目的地とその地図は、人によって違って来ます。

すべての人が自分の奥底に刻まれた地図を持って生まれています。それのシークレットコードが、今の誕生日、そして、あなたの名前に暗号として刻まれています。どのような人生の課題をあなたが目的として、生まれ変わったのか分かりさえすれば、途中、道に迷ったとき、困難や苦労が目の前に立ちはだかったときに、どう乗り越えたらよいのかヒントになります。人は暗闇の中でパニックになってしまいます。不運続きな人は、何かすると裏目、裏目で事が前に進まないため、そこで留まってしまったり、困難をひたすら避けて、気づくと、海底に沈む貝のように、途方に迷ってしまうこともあるでしょう。話は戻りますが、「いま、彼がいなくて寂しい」という状況が人生の過程で必要なものなのか、それとも、運命の人を見つける努力をもっとすべきなのか見えてくることになるでしょう。

本質よりも肩書きに目を向けがち
まずは自分を知ることから

人生の目的を知ることよりも、ずっと難しいのが、「自分を知る」ことです。私たちは通常は外の世界を知ることや情報収集に専念したり、名誉、権力、物質的にどれだけ保持していることに気を取られてしまいます。ですから、人の本質を見るのではなく、まずは、相手の肩書きを知りたがります。そして、相手が自分以上に素晴らしい人であると分かると、手のひらを返したように振舞う人もいます。

余談になりますが、私は20代でシドニーヒルトンにお店を出しました。周りの人からは前夫(他界しております)がお金を持っていたから出せたのだと思われていましたが、自分でお店をオープンしました。日曜日は定休日にしていましたから、お店を開いている日本人の母と同じぐらいの友人が経営するお店に「お昼を作るから、カズコさん、いらっしゃい」と仰って頂き、遊びに行っている最中に多くの在豪の日本人が立ち寄っていました。おばちゃまは私が行くと、店番も無償でしながら、おばちゃまよりもセールスが上手い?ので、「おでんを作っているから、カズコさん、店番頼むね」と奥でどうやら自分で会計したりしているようでした。私は誰が来ても、「いらっしゃいませ!」と、レジ打ちしていました。「おばちゃんはいらっしゃるの?」と日本人ガイドさんがお越しになり、「いま、奥で何かしています。」と伝えると、「あら~そう!あなた誰?新入り?」と聞かれ、「お手伝いしています。」と伝えると、「ふぅ~ん」と鼻で笑われてしまいました。

次々とお客様が来るのですが、一向におばちゃまは会計に励んでる様子でした。値段がついてない物があったので、「これ?おいくらですか?」とおばちゃまに訊ねて、レジうちしていたら、「あなた!最低ね!新入りのクセにちゃんと商品ぐらい覚えない!」と叱られてしまい。「……。」無言でいると、どこともなく「カズコさん、この本、お貸ししてくれてありがとうございます。感動しました!」と、ワンホリさんから声をかけて貰い、そのガイドさんが見る目がすこし変わったことに気づき、そこでいきなりおばちゃま登場、「ごめんね~カズコさん」とニコニコしながらおばちゃま。

おばちゃんから「この人、ヒルトンホテルでお店出している、占い師のカズコさん」とガイドさんに伝えると、そのガイドさんの手が私の目の前に、「あのカズコさんですか?ずっと~お会いしたかったのです。お会いできて光栄です……」。その後は、口調が違い、「その本も貸して欲しい、今度、鑑定して頂きたい。いつも、カズコさんは予約が取れないから、諦めていましたが、会えただけでも嬉しいです」。
人間は肩書きに弱い者だと、そのとき思いました。

自分を知るためには何よりも
自分自身に意識を向けること

私たちは自分自身に意識を向けなければ、自分を知ることができません。いくら自分を見つめなおしても、無意識の思い、潜在意識、周りから刷り込まれた意識、自己否定、自己批判、自己防衛などが邪魔をして、なかなか客観的に自分を見ることが出来ません。例えば、「素敵なパートナーさえ見つかれば、私は幸せになれる」「もうすこし、お金があれば、私は幸せになれる」「XXXさえあれば、私は幸せになれる」という時、無意識の世界で思っているとき、この条件が整っても、外の意識に心を傾けている限り、幸せが遠のいています。心から、幸せと思える自分自身と環境を手にするには、自分の心が本当は何を求めているのか知ることです。運命の人と出会うためには、自分の本当の気持ちを知ることが近道なのです。

ありがとうございます。

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