心が楽になる幸せ体質の作り方 PART.1~心に向き合うのに疲れたら

心と体は繋がっていると耳にすることは多いと思います。
ご自身で実感されたことのある方も少なくはないでしょう。また、最近では引き寄せの法則などの流行により、自分の心の状態が現実に投影されるということがあちらこちらで言われていますので、ネガティブなことは考えてはいけないと思ってしまい、その思いが更なるネガティブを引き寄せてしまってネガティブスパイラルに陥っておられる方も多いかも知れませんね。

恋愛や人間関係、経済的問題や病気の悩みなど、生きていると様々な悩みがやってきます。
前述の引き寄せの法則のように、心の状態が現実に投影されているのだとしたら、心を平安に保てれば全ての悩みが解決するのかも知れません。ですが、現実に悩みを目の前にして心を平安に保てと言われても、なかなか難しいものです。

ましてや、心の悩みは多くの人にとって他人に相談するのが恥ずかしい内容であり、自分の中だけで解決しようとしてしまいがちです。スピリチュアルや心理学・東洋医学などでは、感情を溜め込んでしまうことで、そのエネルギーが内臓などに溜まり様々な不定愁訴や病気へと発展すると考えられています。ですから、本来であればネガティブな感情も溜め込まずに、しっかりと感じきって消化して体の外へと出してやることが重要になってきます。

しかし、慢性化した悩みは内臓や筋肉や関節にしっかりと根を張り、体と一体になっていることも多く、それがあることも気がつかない状態になってしまっています。そんなときは、催眠療法や心理療法などのマインドにアプローチするものもいいですが、マッサージやストレッチなどのボディにアプローチするものもとても効果的です。体のいろいろなところに根を張った古い感情が、その根を張っている土を耕すように、体をほぐされることで、しっかりと張った根も引き抜きやすくなります。その際、セラピストは選ばなければいけません。

何も考えずに力任せに耕すと感情の根っこが途中で切れて残ってしまいますし、体にとっても攻撃されているように感じて防御反応で余計に体も心も縮こまってしまいます。そうなると、ますます自分の殻に閉じこもってしまいます。しっかりとあなたに寄り添ってくれるセラピストを探して任せるのが一番良いでしょう。

きちんと寄り添って施術にあたるセラピストであれば、力任せに耕して途中で根っこを切ってしまうというようなことはありませんし、スピリチュアルな知識が全くないセラピストであっても必ず優しく包みこんでくれるようなエネルギーが手や全身から溢れ出ていますので、そのエネルギーが満たされなかった感情を癒してくれます。

実際、私のクライアントさんもそうですが、私の知っているクライアントさんに寄り添う施術をしているセラピストの多くが、施術中にクライアントさんが涙を流されるのを経験しています。クライアントさん本人に聞いてみても、涙を流した理由がわからないのです。何故だかわからないけど涙が流れ、何故だかわからないけど心が軽くなったというのです。

理由のわかっている悩みは直接そこにアプローチした方が手っ取り早いですが、そこに向き合う勇気がないとか、何故だかわからない心のモヤモヤなどは、ボディからアプローチしてみると思いもかけなかった結果がやってくるかも知れませんよ。