Happyシャスタライフ PART.11~秋分から冬至に向けて「初雪シャスタ」

あっという間に11月。
2012年、今年のシャスタ、初雪は10月22日未明。
冬から春先によく見られるというシャスタ名物「宇宙船雲」も現れました。

■秋分から冬至に向かって
紅葉が始まったのは8月の終わり。シャスタの黄金に輝く紅葉をお伝えしようと思っていたら、もうシャスタ山頂は雪景色。2012年もあっという間に過ぎ去っています。
10月中旬から数日間、シャスタシティ一帯は厚く深い雲に覆われました。もちろんシャスタの山の姿など町からはまったく見えません。この夏シャスタには、世界中からたくさんの人々が訪れました。その喧騒を一掃するかのように、静かに深々と山は眠りに入っていくかのようでした。

■秋分の儀式
今年は機会があって【ネイティブアメリカンの秋分の儀式】に参加をさせていただきました。【春分、夏至、秋分、冬至】は、地球と太陽が作り上げる【季節】の中でも大きな目印となる日。エネルギーが大きく変わる時期でもあります。
【秋分】はちょうど昼と夜の時間が同じになる日とされます。光と闇が完全にバランスをとる。この日の儀式は、【先祖への感謝】にフォーカスされました。それはまるで、過去現在未来が一直線にタイムラインを超えてつながって、そして同時に陰と陽のエネルギーも完全に均等になって、私たちはWhole(統合された完全な存在)として、すべての生きとし生けるものへ感謝を捧げる儀式のようでした。

■冬至に向かって
この秋分から冬至に向かって、夜の時間が長くなるわけです。つまり、【闇】がより深まります。夏の間、外に外にと活動的に向かっていた自然界のエネルギーのベクトルが、この秋分を境に、内側へと向きを変えます。それは静かに、そして明らかに分かりやすく、紅葉という形をとって、今年の実りを受け取りながら、エネルギーは内へ内へと向かっていくわけです。
それは私たちの内側の世界(小宇宙)にも、自然に起こっていきます。エネルギーがスローダウンしていくことで、ますますその世界は静まり、夜が長くなることで、内なる闇はさらに深まり、より鮮明に内側の声も聞こえやすくなってきます。これから始まる季節は、【シャスタで内観】をするには一番最適な時期でしょう。

■宇宙船雲に乗って
天候が不安定になるこの時期から、シャスタには【宇宙船雲】が現れ始めます。さまざまな諸説がありますが、やはり、このシャスタエリアの独特の地形と天候によって、この雲は現れると言われています。
雨や雪が降る数日前から、空には不思議な形をした雲が飛び始めます。それは時間をかけてゆっくりと動くこともあれば、風に乗って一瞬一瞬で変化することもあります。
私たちは言葉を失くして、空を見上げます。変わり行く雲を見ながら、変わらないなにかを見つけ、意識をどんどんと広げながら、宇宙の神秘に想いを馳せます。【天界につながる場所】。私たちは、「ここ」にいながら、すべてを体験しているのです。

 

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