マヤの叡智を伝える 20 by 柳瀬宏秀「マヤの叡智の常識」⑨

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時間は、高次元のもの。
「マヤの時間」は、最先端の科学を先取りしていた ?

時間は、宇宙の周期。自然時間。でも、それは、宇宙まで行っても三次元の時間です。
「マヤの時間」の本質は、さらに進みます。

「時間は、たて、よこ、高さですか?」

時間の本質は、4次元以上のもの。と聞いて、すんなり理解できますか ?
科学的に、理解できますか ?

空間は、三次元です。時間は、三次元ですか ?
時間は、たて、よこ、高さではない。

日常的には、熱海から東京まで、新幹線で45分。という形で、空間を測る尺度として時間を使っています。でも時間の本質は、たて、よこ、高さの空間ではなく、三次元でもないのです。
四次元以上のもの。

最先端の物理学者、リサ・ランドール博士が語るのは、「五次元時空間」です。

リサ・ランドール博士とは、ハーバード大学物理学教授。
彼女の五次元世界を示す数式は、現在、世界の物理学者たちの論文に最も引用されている理論だそうです。著書に2007年刊の『ワープする宇宙 5次元時空の謎を解く」。

宇宙のほかの部分と隔絶した三次元空間に住んでいるにすぎず、その隣には高次元宇宙が広がっているのかもしれない。

アインシュタインは相対性理論を考えだしたとき、四番めの次元――時間――が空間の三つの次元と不可分であることに気づいた。

そして最近の進展により、従来の三つの空間次元に加え、別の空間次元も存在するかもしれないとわかってきた。その場合、真の時空を表すメトリックは、空間次元を三つより多く含むことになる。

余剰次元について知れば知るほど、その存在についての確信は深まる一方だった。これを否定する論拠には、あまりにも多くの穴がある。そして、これを含めない物理理論には、あまりにも多くの疑問が解決されないまま残ってしまう。さらに言えば、ここ数年の余剰次元についての探求で、私たちの宇宙とそっくりに見える余剰次元宇宙の可能性の幅はいっそう広がってきた。
(リサ・ランドール著「ワープする宇宙 5次元時空の謎を解く」より)

科学の時代で、科学を重要視しているあなたが、物理学では、当然、空間でない時間は、四次元の軸をとっていたのに、時間は時計だ、と思っているとしたら、
もし、最先端の物理学が語るのが「五次元時空間」であることを知らず、それらを、まったく理解しようともせずに、時間は時計だ、と二次元に押し込め、それを時間だと思っているとしたら、それは、科学的な態度でしょうか ?

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