「宿命」は変えられない~なぜ、今の誕生日を選んで生まれて来たのか PART.9

過去世で繋がりが深い人同士の間には、
生まれる前に約束された秘密がある

初めごろにもお伝えしておりますが、あなたは生まれる前に「誕生日」を自分の意志で選んで生まれて来ています。
人生をより良く生きるために一番自分にあった日を設定して生まれる日を選んで来ています。

春、夏、秋、冬
365日の中から選んで生まれて来ています。
両親も誰にするのかを決めて生まれて来たのはあなた自身なのです。場所さえも、日本、アメリカ、オーストラリア、イギリス、イタリア、中国…。

どの国のどの場所で生まれることによって、あなたの過去世で遣り遂げられなった宿題を再挑戦するために守護霊団体と伴に緻密な計画を立てて生まれてきています。
母体の産道はひとつしかありませんから、双子であっても同じ時間に生まれることは出来ません。

でも、地球上で生年月日、生まれた時間が同じという魂は存在します。生まれて来る前にあなたが誕生日を選んだときに3つの要素を重要視して選んで来ています。
「身体、自我、魂」の要素です。
身体と自我は、生活しているなかで感じるものです。
魂はわたし達の本質の部分では触れることも見ることも出来ませんが、身体や自我をつくるときに重要です。例えて言えば、身体と自我が幹や枝であり、魂は樹木が育だち生きて行くために、最も重要な根の部分でしょう。木で根が枯れてしまったら、生命が途絶えてしまいます。人間の魂は枯れてしまっても「命」は存在することでしょうが、それでも、本当の意味で「生きている」という深い部分で宇宙、霊界とも繋がらないまま、あの世に還ることになるでしょう。

私たちの魂は、輪廻転生を繰り返しています。様々な人生を経験することで、魂の成長を果たそうとしています。
自分が何者なのか……。
どこに行こうとしているのか……。

最終的な目的は、神さまと同じだけの輝きと崇高さを持つことです。
その地点がゴールになります。そこまでいくためには多くの体験を通過します。

あるときは、自分自身が加害者になる出来事、あるときは愛する人を失う悲しさ、経済的に巨大な富を得たときにその富をどのように使うのか試す目的、自分のアイデンティティを探すため、倫理を学ぶため、慈悲愛を学ぶため、人に喜びを与えるため、社会の改革のため、創造力を使い人に光を注ぐため、結婚をすることで他人であり、家族である一番身近な人との約束を遂行するため……。

時代、環境、両親、自分の魂は変わっても、最終的なゴールまで様々な経験をしていきます。
結婚という目的を持って生まれた人はこの地球上に多く存在しています。その二人がこの世に生まれる前に、誕生後の人生で契約とも言える約束を交わしています。二人の魂は過去世で会っており、現世でも引き続き、それぞれの魂磨きと癒しの旅を続けながら、お互いに協力する約束を交わしています。

結婚相手こそがあなたの魂の先生の役目を与えてくれることでしょう。それは、あなたと生まれる前に約束を結んだ相手には、時として、どこかの過去世にて困難な相手もいることでしょう。
あなたが生まれる前、あなたとその魂はお互いが受けた傷を癒し、二人の間に未解決の問題に挑む気持ちで、計画を立て、相手も両親、環境を選び、あなたの両親、環境を選び、絶妙なタイミングで再会するように話し合ってきています。

その契約は人によって異なります。
しかし、前回に書いた「カルマメイト」なのか、それとも「ソウルメイト」なのかによって結婚した後、未解決の問題を解決するどころかさらに深い溝をつくってしまう夫婦もいることでしょう。

もしも、あなたが今の結婚を素直に喜べないのであれば、その相手は「カルマメイト」であるため、過去世にて何度も繰り返されている悪循環を断つために、相手を心から赦すために結婚した可能性が大きいでしょう。
多くの場合、被害者側の魂だったりします。
もしも、被害者側の魂であればこそ、加害者の魂を赦すことであなた自身のカルマ、そして、相手のカルマも解消することが出来ます。
赦しとは、あなたに傷を負わせた相手を赦すことだけではなく、あなた自身が現世で、また、過去世で他人に対して心の傷を負わせた行いを赦すことでもあるのです。

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