植物で染められた糸で手織りしたペルーのアンティーク布は ひろげると小さなテーブルほどの大きさになる。 ヒーリングのために聖域を開くとき、これを真ん中にひろげる。
そして聖域を作るための祈り、「4つの風の国へ」を唱歌する。
南,西,北,東の風たちへ、そして母なる大地と父なる太陽に祈りを捧げて聖域を開く。
その聖域の中で、ヒーリングを行い、終了したら、また同じ祈りを捧げて聖域を閉じる。
布には5つの石と、たくさんのドライ・ペダルが包まれている。
5つの石は、宇宙の扉を表わす真ん中に穴のあいたドーナツ形、インフィニティ(無限)形、ハート形(自然から)と加工されたハート、そして透明のカットされたクリスタルだ。
この石たちは、クライアントが強く手放したいことがあるとき、ひとつ石を選んでもらってその石に、息と一緒に思いを吹き込んでもらい、それを丹田のチャクラにのせて、浄化を施すときに用いる。
ドライ・ペダルは、ハグ・エンジェル,アンマがブレッシングした花びらたち。それに加えて数葉のセージが敷きつめられている。
こうしたヒーリング・テーブルをくるくるとまるめて手に掲げ、病む人の肩を軽くたたきながらヒーリングを行うスタイルは、ペルーのシャーマンのものだ。ペルーの高地には医者は存在せず、病人はすべてシャーマンの魔術によって癒される。
文明のただ中に住むヒーラーには、形を真似たとしても霊力はそこまで及ばない。でも繰り返し、意識を聖なるものへと向けているうちに、 このヒーリング・テーブルはいつのまにかそれ自体が、ヒーリング・ツールとなってしまった。