魂を動かすヒーリング・グッズ PART.1~時空を超え、霊的な世界にいざなう「イーグルの羽」

ワシの中でも、北米に生息するボールド・イーグル(白頭ワシ)は、ことに先住民族の神性の象徴として特別な存在に位置づけられている。

その飛翔する姿をみると、孤高を誇る気高さと勇壮さに誰もが魅了されるからだろうか。
幾度遭遇しても、一瞬呼吸をするのを忘れるような、時空を超え、霊的な世界にいざなわれるカリスマ的な活力に溢れている。

カナダ最北のクイーン・シャーロット島の先住民族ハイダ族は、来訪者に対する最大の敬意をあらわす歓迎の贈り物として、白頭ワシの羽は大切な役割を果たしている。そしてシャーマンたちは、浄化のために用いる。

その島に、ひとりのヒーラーが訪れた。目的は、イーグルの羽を手にいれるためだ。ボートを降りると、すぐに、かんだかい、白頭ワシの鳴き声が響き渡った。無人の島の海沿いの道を少しいくと、そびえたる古代杉の頭頂近くの枝に、鳴き声の主をみとめた。

巨大な白頭ワシは、ヒーラーを見下ろしながら鳴き声をさらに高めた。
ヒーラーの祈るようなまなざしとワシの突き刺すような鋭い眼光が交わった瞬間、ひらりひらりと長い風切り羽が舞いおりてきた。

ヒーラーは両手を高く差し上げ、その贈り物を受け取り、大切に持ち帰り、以来、自分の一部のように、ヒーリングセッションに使っている。写真のイーグルフェザーは、7年前のその贈り物である。