伝統的な東洋医学療法「かっさ」とは?

島田流かっさマッサージ Part 1

始めまして! 日本かっさ協会会長の島田淑子です。
この度TRINITYでかっさを始め、私のライフワークでもある東洋医学に基づいた暮らし方についてご紹介させていただくことになりました。

今回は第1回目ということで、「かっさ」についてお話しさせていただきます。
「かっさ」とは、2500年位前から中国で行われてきた、もともとは民間療法。その後きちんと医療の中に組みこまれ、「刮痧(かっさ)療法」として東洋医学の治療法の1つになりました。かっさの「刮(かつ)」はけずるという意味で、「痧(さ)」は動けなくて滞っている血液のことをさします。専用の板を使って皮膚の経絡や反射区を擦って刺激することで、毛細血管に圧を加えて血液の毒を肌表面に押し出し、経絡の流れを良くするというもの。いわば、東洋医学的なデトックスであるといえます。

みなさんは「カッピング(吸核療法)」をご存知でしょうか? かっさとカッピングは原理は一緒。でもかっさの方がより繊細に必要な部分に、必要な刺激を与えることができるのがよいところ。

更に「かっさ板」という専用のグッズで擦っていくことで、「コリ」や「反応の出ているところ」をとても見つけやすいのが特徴です。
ここまでは治療法としてのかっさのお話し。

次回は私がどうやってかっさに出会ったのかお話ししましょう。