セドナから愛をこめて「アイル・グラハムの光日記」 第8回

ようやく、セドナに太陽が戻ってきた

少し前、雷と雨の日が続いていた。

ドナの大地とエネルギーの大浄化だった。セドナの住人や訪れている人たちにとっても、浄化の時期となったようだ。年間、約300日は真っ青な空とプラチナのような太陽の光が降りそそぐセドナ。

その気候と空気感は、心のピントを合わせやすくしてくれる。
自分のビジョンを見るのを助けてくれる。

「私のハートは、今の生活を心から喜んでいるのか……」

「自分は、本当は何をしたいのか……」

「今、どこに向かっているのか……」etc

 

そして厚い雲に覆われたグレーの日の空は、さらに内観を促してくれる。

 

「今、自分が手放す必要があるものは何なのだろうか……」

「今まであたりまえにしていたことは、執着やこだわりだったのでは?……」

「私にとってそれらは本当に必要なものなのだろうか……」

「許しとは……」 etc

満月の日は、特にボルテックスで感情のワークをするのにとても適している

先日の満月は雨だった。

日本からいらしたお二人の女性とキャセドラルロックで満月ワークをした。直感を通して、肌、目、鼻、口を通して、いろいろなところを通して、自然からたくさんのメッセージが入ってくる。地球のアセンションポイントとなる聖なる大聖堂の岩。

頂上までの道々は、雨で人々の気配やエナジーがきれいさっぱりと洗い流されていて、とてもすがすがしくて気持ちがよい。

静かに、ゆっくり、ゆっくりと歩きながら、それらのメッセージをしっかりと受け止める。どんどん自然と同調していく。一本の木が囁きかけてきた。

 

「近くによりなさい……。」

「そしてこのエナジーを感じなさい……。」

 

その木は、ボルテックスのエナジーを受けてスパイラル状にねじれていた。私たちは木に近づいた。水あめ(樹液?)のような映像が送られてくる。身体の中心にネバネバの水あめが注入されてくる。そして、私たちの身体のなかにある「もう手放す必要があるもの」、「執着しているもの」を水あめがぐるぐる回転しながら……それらを取り除きながら頭のてっぺんから出て行く。

 

私は、見ている映像を、誘導瞑想という形で表現し伝えていく。

私たち3人の目からは、涙がとめどなく出てくる。
雨がしたたるなか、目からもいっぱい浄化した。どんどんハートが軽くなっていく。

頂上に着いたとき、雨がピタリ!とやんだ


そして頂上で祈りとワークを終えた瞬間、一羽の鳥が不思議な音色でさえずった。それはまるで神社の巫女さんが奏でる鈴の音のようだった。わかりやすい合図だなって思った。

ボルテックスのハイキングは、雨の日でも合羽を着れば問題はない。雨で浄化されたすがすがしさのなか、身も心もすっきりとした気分でハイキングができる。天気が悪いからといって、買い物ばかりではもったいない。セドナは大自然のなかに入ってこそ、その醍醐味がわかる。今のセドナはシフトの時期に入っているのか、想像できない天気になる。セドナを訪れる方は、合羽も準備されるとよい。

 

自然のなかを歩けないほど雨が降ったら

セドナのアート観賞がお勧め


アップタウンや、その近くにあるヒルサイドには、アートなお店がいっぱい並んでいる。ネイティブアメリカンのアートと現代のアートを組み合わせたものや、はじけるカラフルなアート、まるで生きているかのようなブロンズ像など。晴れの日も雨の日も、自然現象や自分に起きることは、すべては、行くべくして行く方向に行っているので、大きなエナジーに身を任せて、あるがままに、たっぷりとセドナをエンジョイされてくださいね。浄化後のピカピカのセドナから……。

 

☆いつもありがとうございます☆

 

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