真実の愛、幸運の象徴~四つ葉のクローバー~

クローバーを発見すると、つい四つ葉かな?と見てしまいますよね?!

四つ葉のクローバーは、幸せを運んでくれるものとして喜ばれており、結婚式や、お祝い、プレゼントなどに、よく使われていますよね。

「四つ葉を見つけた人には幸運が訪れる……」この言い伝えは、ヨーロッパに古くからあり、夏至の夜に四つ葉を摘むと、薬草や魔除けの力があると信じられていました。


日本では、三つ葉は「希望」「信仰」「愛情」の印。
そして残る1枚は「幸福」のシンボルと言い伝えられてきました。

三つ葉のクローバーはキリストの三位一体(父なる神/キリスト/聖霊)を、四つ葉のクローバーは十字架を表し、幸運をもたらすと言われています。

ナポレオンも戦場で馬に乗っていた所、偶然にも四つ葉のクローバーを見つけて、体を伏せた瞬間に銃弾がすれ違い命を救われたというエピソードも残っています。

四つ葉のクローバーの花言葉は「Be Mine」(私のものになって)。
アメリカでは、四つ葉は一枚ずつ名声(Fame)、富(Wealth)、満ち足りた愛(Faithful Lover)、素晴らしい健康(Glorious Health)と、それぞれの葉に願いがかけられ、四枚そろって真実の愛(True Love)を意味すると言われています。


クローバー(シロツメクサ)は学名を「トリフォリウム」(Trifolium)と言い、これは「三つ葉」という意味になります。
クローバーの模様自体は、古来より守護の力を持つものとして知られていました。
そして、キリスト教以前の古代ケルトのお守りとしてアイルランドなどでは「シャムロック」と呼ばれていました。
後に、アイルランドへキリスト教の福音を伝えるためにやってきた守護聖人である聖パトリックが、異教信仰との融和を図るために、シャムロックの葉が小さな三つ葉になっていることから、三位一体の教え(信仰、希望、愛)を認めさせたと伝えられています。

三つ葉のクローバー自体、古来から幸運のシンボルであると言われていたのです。
その為に、もっと珍しい四つ葉のクローバーには、より強い力がある、と信じられているのです。
イブはエデンの園から四つ葉のクローバーを持ち出した、という有名な伝説もあります。

またヨーロッパでは五つ葉は「金銭上の幸運」、六つ葉は「地位と名声の幸運」、7つ葉は「無限の幸運」を意味するそうです。

約10万分の1の確率でしか採取されないと言われる「真実の愛」「幸運の象徴」である四つ葉のクローバーに出会えるといいですね。