スピリチュアル・ライター&ヒーラー並木由紀の最新スピリチュアル・レポートPART.6~森田健『生まれ変わりの村』が映画化②

森田健『生まれ変わりの村』が映画化、
輪廻転生をテーマにした映画『スープ』がまもなく公開

「生まれ変わり」をテーマにしたノンフィクションを原作として、日本で初めての映画『スープ』が作られました。
原作は森田健氏による『生まれ変わりの村①②③』(河出書房新社)。
これは中国奥地のとある村で前世記憶者が多数存在するという情報をもとに、15年の歳月をかけて現地に飛び、インタビューを続けた労作です。

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●死ぬ瞬間はどんな感じですか? 怖いものですか?(それとも臨死体験者が言うように幸せな感じがしたり、お迎えが来たり、人生を回顧したりするのでしょうか?)
●私たちは死んでからどうやってあの世まで行くのですか? 三途の川のようものはないのでしょうか? 臨死体験者は「トンネルのようなところを通って……」、と表現する人もいるようですが。
●死んだら急に悟ったりするのでしょうか?
●あの世ではふつうに歩くのでしょうか? それとも浮いているのでしょうか?
● あの世に長くいることで変化はありますか?(たとえば霊格が高くなって守護霊のような存在になっていくというような、この世で言われているような変化、進化はありますか?)
● あの世に神や天使はいますか?
●あの世にいるのは人間だけですか? 先に亡くなったペットと会うことはできますか? それとも動物は別の場所にいますか?
●よい行いをした人はあの世でも優遇された暮らしができるのですか?
●私たちはどうやって生まれ変わることを決意しますか?
● 好きなだけあの世にいてもいいのですか? それとも自動的にあの世から送り出されるのですか?
●次の人生を決めるのは誰ですか?
●そもそも何のために私たちは何度も生まれ変わるのでしょうか? 生まれ変わることに意味はありますか?
●もうこの世での修行が済んだら、釈迦のように輪廻から解脱することができるシステムなのですか?
●私たちはずっと日本人にしか生まれ変わらないのですか?
●私たちは生まれ変わりたいところに生まれ変わることができますか? たとえば、お金持ちの家に生まれ変わりたいと選ぶことはできますか?
● 私たちは親を選ぶことはできますか? それともカルマによってもう決まっているのですか?
●障害を持って生まれてきたり、戦争のある地域に生まれてきたりするのはカルマですか?

これらは、私が森田氏にぶつけた質問のごく一部です。
回答は、ぜひ書籍でご覧になっていただけるとうれしいです。
なんと、映画の公開を前にして、すでに重版が決まりました。大変、ありがたいことです。
映画も森田健氏の原案のコミックをベースに、脚本が書き進められたといいます。

映画では
前世 ⇒ あの世 ⇒ 現世

という時間の流れが交錯してストーリーが展開されるのも画期的でしょう。
そして、森田健氏の調査した「あの世」は決しておどろおどろしい場所ではありませんから、「あの世」の恐怖を楽しむホラー映画ではないのです。
スピリチュアルなことをまったく受け入れられないという人たちは、輪廻転生、生まれ変わり、魂の存在を認めません。
それゆえ、「死」を迎えると同時に自分の存在すべてが雲散霧消してしまう、という恐怖を抱いている方が多いようです。
また、「死」=存在の消去だと捉えるなら、残された側にとっても亡くなった人とはもう二度と会うことができない、ということでになりますから、「死」は私たちにとってとても辛い出来事だということです。
しかし、「死」が終わりではなく、ただのチャプターの切れ目でしかないとしたら……?
それを受け入れるか受け入れないかで、死を前にした生き方そのものが変わってくるのではないでしょうか。

「輪廻転生なんて信じない」
「魂の存在なんて信じない」
という方とぜひ、映画を見に行ってみてください。
そして、感想をぜひ身近な方々とシェアしてください。

『スープ ~生まれ変わりの物語~』
7月7日全国公開

▼映画『スープ』 予告編

▼全国の上映館情報は下記オフィシャルサイトから
http://www.soup-movie.jp/

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「『生まれ変わりの村』と映画『スープ』の世界」
2012年6月11日(月)刊行
定価:1,260円(税込)
四六判:128ページ
発行:アクセス
発売:河出書房新社
ISBN:978-4-309-90946-2

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