かっさとの運命の出会い

島田流かっさマッサージ Part 2

さて今回は私、島田淑子とかっさとの運命の出会いをご紹介しましょう。

私が「刮痧療法」に出会ったのは2004年の夏、鍼灸師になって12年目に初めて訪れた北京でした。
もともとエステティシャンから鍼灸師になった経緯もあり、北京の東洋医学の専門書を扱う書店で「東洋医学ベースの美容の本はないですか?」と聞いたところ、店の女店主が「この本が一番新しい」と出してきたのが「刮痧美容」という本でした。中国にしては珍しいオールカラーの綺麗な本で、中味は刮痧を治療と美容の両方に使っている内容でした。
その内容に魅かれた私は日本に帰国後、刮痧を習ってみようとインターネットなどを使って色々と調べましたが、全くヒットせず……。日本ではまだ誰も刮痧を使っている人がいなかったのです。

そこで、日本で無理ならと再度、単身中国に渡り北京中医研究院で学びましたが、外国人の生徒は私一人だけでした。
そこで学んだ治療法としての刮痧は、鍼灸師という東洋医学のベースがあったためすんなりと理解することができましたが、美容の方は残念ながら全く効果を感じられずとてもがっかりして帰国したことを覚えています。

帰国後、どうしたものかと悩んでいましたが、それまで大手化粧品メーカーでエステティックの方法を作る仕事などをしていたことから、「自分ならではのオリジナルかっさマッサージを作ろう」と思い立ち、試行錯誤の末出来上がったのが「島田流かっさマッサージ」です。中国のものに効果を感じていたら自分のオリジナルは出来上がっていなかったと、運命の面白さを感じます。

さて、次回は「島田流かっさマッサージ」の特徴をご紹介しましょう。