スピリチュアル講師が体験したシャスタ山ミラクル PART.1

Mt.シャスタといえば、世界中のヒーラーにとって憧れの聖地ともいえるパワースポット。滞在すると不思議な体験をしたり、写真を撮るとオーブが映り込んだりと、多くの人がシャスタのミラクルに触れることができるといわれます。そんなシャスタでのスピリチュアル体験を、Trinity36号、42号でも登場したヒーラーのREMIさんがご紹介してくださいました。

聖なる存在が宿り、人間のエゴから守り続けたシャスタ山

「私はあるお仕事でご縁をいただいて、2007年2月から5月の3カ月間、アメリカのカリフォルニア州にあるシャスタに滞在させていただきました。標高も高いため、春はまだ雪に覆われています。私はシャスタに滞在中、しばしば山に瞑想しに出かけました(そのほかの私のお気に入り瞑想スポットはシスキューレイクという大きな湖のほとりです)。

シャスタ山は、冬は雪に覆われているせいか訪れる人や散歩をする人もまばら。そのおかげで、山の上はいつ訪れても静かで清涼なエネルギーに満ちていました。また、冬の寒い気温は体内の活動を落ち着かせ、サイキックな感覚を司る脳内の活動を高めてくれます。秋から冬は、瞑想や執筆など、内なる自己に静かに向き合い、対話して過ごすなどの活動にもってこいの季節なのです。

シャスタ山には、私のお気に入りの瞑想スポットがありました。車を降りて雪のなかを歩いていくと、最初はまだまだ“町や人々の想念”や“それらに多少なりとも影響を受けている自分のエネルギー”などが感じられます。しかし半時間も登っていくと、ふと『無心』の状態、心地良い瞑想状態で歩いている自分に気がつきます。そうしてしばらくすると、景色がひらけ眺めの良い、一段と清々しいエネルギーが感じられる場所に到着。

その場所で初めて瞑想した時のことです。蓮華座で座り、目を瞑って呼吸を整えると、薄い紫、水色と、薄いグリーンの美しい光が、オーロラのように回転しながら降りてくるのが見えました。そして大きな巨人のような透明な存在が、2人、近づいてくるのが視えたのです。私は『へぇ~』と思いながら、特に名前を聴くことはせず、代わりに『あなたがたは何を示そうとしているのですか』と尋ねました。彼らは『我々は人間も私たちのようになれるという可能性を示すために、来ているのです』と言いました。

その日から1週間後。私が日本でも瞑想会を主催していて、シャスタでも日常的に瞑想しているということを知った現地のWさんが、「自分も山の上で瞑想したい。連れていってほしい」と言いました。ということでWさんをお連れして山を登る途中も不思議なことがありました。私の持っていた携帯電話に知らない番号からの「着信」があって、かけ直すと「この番号は使われておりません」とアナウンスが流れたのです。使われていない番号から電話がかかってきたうえに、その着信時刻が11:11。おもしろいですね。

Wさんとその清々しいエネルギーの場所、大きな透明の巨人のようなスピリットに出会った場所に到着して、お気に入りの瞑想場所であることを告げると、その方が驚いた表情でシャスタ山にまつわるエピソードを教えてくれました。

『以前、シャスタ山にスキー場を創ろうという計画がもちあがったことがありました。住民が懸命に反対運動をしていたが、工事は始まってしまったのです。ある日のこと、工事をしていたまさにこの場所に、突然雪崩が起きて、工事の機材もろとも流し去ってしまった。それで住民はやはりこの山は守られていると感じたそうです。その場所がここです』と教えてくれました。

なるほど。だからここには清々しい、気持ちの良いエネルギーが流れているんだな、と納得。人間からの侵害に対して、必要とあらば力を発現して聖地を守り、神聖な力を人々に示したシャスタ山。かの山のことを思い出すたびに、私は、お気に入りの瞑想スポットで出会った大きな透明な巨人たちと、あの清々しいエネルギーの場所からの眺めを思い出すのでした」