アトピーを1%改善するための100の実践PART.1 〜塩の重要性〜

例えば、アトピーの子どもに良質な塩を舐めさせると「甘い」と言って舐め続けます。しばらくすると「もういらない」と言ってやめます。つまり、アトピーの人には塩ならびにミネラルの欠乏があるのです。

 

アトピーはもともと無いか、少ないかの病気であるので、”その病気は作られた”と考える人の方がよく治る傾向にあります。

では、”何によって作られたか”というといろいろありますが、簡単に言いますと「経済優先の社会」ということになります。

不自然な食品  → 経済優先
汚染された環境 → 経済優先
不規則な生活  → 経済優先
ストレス社会  → 経済優先

 

アトピーというのは結果でしかなく、あなたが苦しいのは結果でしかないのです。

「塩」も経済の優先によって作られてきた歴史があります。
コスト優先で、イオン交換膜法で生成された塩化ナトリウム99.9%の食塩が大部分を占めています。

塩は長い間、専売制であり、まさに経済とくっついていたのですが、1997年に専売制は廃止され、2002年には自由化になっています。だから現在はさまざまな自然塩が手に入ります。

私たちの生命は海から誕生したということを考えるならば、塩がいかに重要かが分かると思います。

自然な塩には塩化ナトリウムの他に、カリウム、マグネシウム、カルシウムなどが含まれており、そのバランスは海のバランスであり、人体のバランスに適合しています。

例えば、塩の摂り過ぎは高血圧になるというのは半分本当で半分嘘です。99.9%塩化ナトリウムの工業塩を多く摂取すれば、バランスを崩すのは当然です。

しかし私たちが生きるためには塩がかならず必要で、塩を悪者にはできません。塩について間違った捉え方をしていることが健康の弊害となっているようです。

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そこで、アトピーを1%改善するための100の実践において一番はじめに選んだのが、良質な塩を摂ることなのです。

高額なサプリメントを摂ることに比べれば、塩は高品質なものでも買えないような値段ではありません。自然食品のお店やインターネットを利用して良い塩を選んでみましょう。

例えば、アトピーの子どもに良質な塩を舐めさせると「甘い」と言って舐め続けます。しばらくすると「もういらない」と言ってやめます。つまり、アトピーの人には塩ならびにミネラルの欠乏があるのです。

良い塩はほんのり甘く、旨みがあるものです。ぜひ試してみましょう。

 

ここまではすぐできることです。

さらに考えるならば、醤油や味噌や加工品に含まれる食塩についてです。漬け物やツユやタレに含まれる食塩についてです。

スーパーで売られている安価なものであれば、そこに含まれる食塩はまず間違いなく99.9%塩化ナトリウムの食塩であると言えます。

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私が言いたい事は、売っているスーパーも卸業者も、作っているメーカーも経済を優先しているということです。

経済を優先していることがアトピーの原因であると最初に述べました。だから私たちのやるべきことは見えてくるはずです。

味噌や漬け物など手作りできるものは手作りし、また買う場合は経済だけでなく、健康も考えられた生産者から買うということです。

あなたのアトピーは確かに辛いことで、あなたのアトピーが治ることは優先されるべきことですが、もっと大きな視点で見た場合、子供の世代、孫の世代、100年後、200年後にアトピーがない世界にするにはどうしたらよいかということを考えなければなりません。

企業とは、消費者が買うから作るのであって、良いものを求めれば良いものしか作れなくなるのです。塩ひとつからでも、大きな世界が見えますよ。

あなたのアトピーが治るための購買行動は、誰かの役に立っているということです。

 

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