10/21~11/7、秋の土用期間の開運行動は「スローダウン」がキーワード! ……これも風水

過ぎ去ってみれば、むしろそのもどかしい時期にこそ、私達は様々な経験を心の中へと折り重ねていき、そこから生まれた気づきによって、人生の色合いに自分なりの奥深い味わいを加えることが出来たのかもしれません。

こんにちは、風水カウンセラー 珠木結生です。

 

10/21~11/7は、暦の上では秋の土用期間と言われています。

土用と言えば、土用の丑の日やうなぎがよく知られていますが、実は、春の土用、夏の土用、秋の土用、冬の土用というように、1年のうちに4回、約18日間ずつの土用期間があります。

この土用の期間は、季節の変わり目ということで、ちょっと体調がすぐれない方が多かったり、また運気の変わり目でもあり、なんとなくすっきりしないという方がいらっしゃったりすることも多いのです。ただ、そもそも……いつもすっきり! 元気いっぱい! 開運していて絶好調です! ということが良くて、当てはまらない時は悪いことでしょうか? そうではないと思います。

スローダウンさせられることで、ただまっすぐ向いて全力で走っている時には、気付くことが出来ないことに気付くことが出来る、とも言えるでしょうし、自分の心と、身体の声を聴き、愛しく、大切にする期間という風に考えることも出来ます。

もしくは、これからの寒い季節に向けて、ふわっと温かい毛布で自分を包み込んで、大切にするような期間、と思うのはいかがでしょうか? つまり、秋の土用は、自分で自分の心と身体にぬくもりと愛情を与える期間とも言えるのではないかな、と思います。

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今まで私たちが歩んで来たこの人生の道のりも同じことが言えるかもしれません。

何もかもが上手くいって絶好調だった! という時期もあれば、なぜかやること全てが裏目に出るような、もどかしい期間を涙と共に過ごしたこともあるでしょう。

でも過ぎ去ってみれば、むしろそのもどかしい時期にこそ、私達は様々な経験を心の中へと折り重ねていき、そこから生まれた気づきによって、人生の色合いに自分なりの奥深い味わいを加えることが出来たのかもしれません。それはまるで、まさに今、私達が存在しているこの秋の季節のようなもの。

紅葉のように、同じようでいて、ひとつとして同じ風景がない、また全く同じ風景が繰り返されることがない、固有の美、瞬間の美しさです。