肉体がないからこそ、「使命」を果たすことができる!? 亡くなった我が子が選んだ、自分の天命とは

大切な人を失うことは、人生に大きな悲しみをもたらすことです。でも、肉体がなくなったからこそ、まっとうできる使命があるならば……。

・ハイヤーセルフが受けとる、亡くなった我が子からのメッセージ

こんにちは! 心理セラピストの似鳥陽子です。
ヒプノセラピスト(催眠心理療法士)のほか、チャネラーとしても活動しています。

チャネラーとは、「チャネリングをする人」。
つまり、ある情報源にチャンネルを合わせて情報を受けることをいいますが、私が行っているのは、潜在意識やハイヤーセルフへのコネクトです。

ですので、霊視や、オーラを視るような依頼は分野外なのですが、ハイヤーセルフを通じて、亡くなった方の魂からのメッセージを受けとれることがあります。
今回は、そんな事例の中から、私自身も感動を受けた、あるセッションの一コマをご紹介します。

以前に「トリニティ」に掲載された、「死産で産まれた意味。娘からのメッセージ〜それぞれの方に、自分が産まれてきた意味と役割がある」を読まれたという、Aさんが私のもとを訪れました。

思い詰めた表情でAさんは、自分も同じことを経験したことがあるとお話されました。

「あの子が冷たい身体で産まれてきた少し前、私、イヤなことがあって、怒りや憎しみで気持ちがムシャクシャしてたんです。その気持ちが伝わって、こんな世の中に産まれてきたくないって、やめてしまったんじゃないか、私のせいじゃないかって、ずっと自分を責めています。産まれることができなかったのなら、あの子の人生にどんな意味があったのでしょうか……涙」

 

・肉体がないからこそ、早く実行できる使命とは

亡くなったお子さんの魂に繋がって、すぐに伝わってきたのは、「みまもる」という強い想いでした。
とにかく、お母さんであるAさんをまもりたくて、お腹の中に宿ることを選択したというのが、その子が決めた天命でした。
それは、肉体を失った今も変わらず、いや、肉体がないからこそ感じる、強いメッセージだったのです。
そのまま、それをAさんに伝えました。

「“肉体があってもなくても同じように、お母さんを見守るんだ!”という強い意志が伝わってきましたよ。もし、この世に産まれていたら、肉体の成長に十数年はかかってしまう。想いの強さに成長が追いつかない。肉体がないからこそ、想いは早く成就できている。その子の魂に、悔しさや悲しさはありません。わかっている、受け入れているんです」

メッセージを聞いていたAさんに、みるみるうちに驚きの表情が広がっていきました。

「確かに……、それまでの私の人生は、うまくいかないことが続いていて、自分には守ってくれる存在や守護霊なんていないのかもって思って生きてきました。そういえば、あの子を失ってから、自分の不運を嘆いたり、投げやりになるようなことがなくなっていました。物事も好転していっているように思います。そうだったんですね! あの子が守ってくれているんですね……」

思い当たることがたくさんあったAさんは、亡くなったお子さんの想いをしっかりと感じ、泣き笑いの表情になりました。

「肉体がないと、生きてる人へ想いを伝えることは、どんなに難しくてもどかしいことでしょうか。ぜひ、お子さんに、生きてる人へと同じように、いっぱい感謝を伝えてくださいね^^」

「帰りにスイーツを買って、ありがとうってお供えします!」と笑顔で帰っていかれたAさん。

チャネリングが苦悩の好転のきっかけになったのなら、こんなにうれしいことはありません。
今ではAさんは、「私もチャネリングができるようになりたいです!」と、生徒さんとして、元気に足を運んでくれています。

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