確かに、空気を読まない方が良い事もあるんです。空気を読みすぎる人は、メンタルが摩耗してグッタリしてしまう人も多いから。
でも考えてみてください。
空気が読めるからと言って、相手の意見や意思を必ずしも尊重する必要は無いんですね。
空気を読みすぎてグッタリしてしまう人って、もしかしたら、相手の主張を、真っ先に受け入れ過ぎていたりしませんか。
自分の意思や考え、気持ちを後回しにして。
空気読めない方が、人生楽だろうな……。
「空気読めない人の方が、人生楽だろうな……」なんて思うことがあるかもしれません。
それも、本当のところは、どっちとも言えません。
空気が読めていないわけなので、空気を読まなくてはならない場所には行けないのです。
空気を読む能力が必須の場に行って空気が読めなかったら、恐らく、今後、相手にされることはなくなると思います。
また、空気が読めていないので、周囲を不快にしてしまっても、その原因が自分にあるとは思わないので、「なんか……私だけ……浮いてるの……？ 疎外感……？ いじめ……？」なんて、勘違いしてしまうこともあるかもしれません。
タブーかもしれませんが、『いじめられる方にも問題がある説』って、おそらくそこなんですよ。どっちにしても、いじめはダメなんですけどね。
「空気が読めないからいじめました……」なんて、いじめて良い理由にはなりません。
ただ、本人が空気を読めなさ過ぎて、周囲を不快にして距離を置かれてしまったとして、それをいじめと認識してしまう現実もまたありえるので、ややこしくなってくるわけです。
いじめたいか、いじめたくないかは別として、何かをする時、空気をぶち壊して、話が進まなくなってしまう人がいたら、社会は回らなくなってしまいますから。それが、適度なユーモアになる人は別ですが。
空気、読んだ方が良いと思うよ……。
結局、何が言いたいかというと、空気は読めた方が良いというのが僕の主張です。相手の意見に服従した方が楽だよって話じゃありませんからね。
空気を読めれば、どこで攻めて、どこで引いて良いかわかるじゃないですか。
ゲームが好きな人なら、イメージしやすいと思うのですが、属性ってありますよね。
この属性の的には、あの属性が効果的、みたいな。
どんな敵にも同じ攻撃が通用するわけがないんです。
敵っていうのはもちろん比喩です。親しき仲にも礼儀あり。
どんなに親しくても、駆け引きって必須なんです。
上手にバランスを取っているから、仲を保っていられるし、その距離感の取り方、空気の読み方が、信頼であり、相性なんです。
空気を読むのが苦手な人の存在を否定している訳ではありません。
ただ、開き直ることも大事ですが、いつでも開き直っていれば良いわけではないです。
それは理解しておく必要があります。
自分に気持ちや、考えがあるように、他人にも気持ちや考えがあるということも覚えておいてください。
別に、空気を読んで先回りしろとは言っていません。
その都度、軌道修正できるくらいの状況はキープしておいた方が、楽だよって話です。
そして、なんだかんだで、人と接していると、少なからずパワーを使います。
24時間誰かと一緒にいても苦にならない人もいますが、そうじゃない人も多いです。
だから、独りで過ごす時間も、大事です。
良い感じで空気を読んで、人から離れる時間も意識してみると良いかもしれません。
《ココロセラピストTATSUMI さんの記事一覧はコチラ》
https://www.el-aura.com/writer/%E5%B1%B1%EF%A8%91%E9%81%94%E5%B7%B3/?c=6713
