ココロセラピストが語る!? 空気を読む読まない問題!? ~開キ直レバ イイワケジャ ナイト 思フ……~

空気を読む

私、空気読めないんですッ……!?

空気を読む読まない問題で、まず空気が読めない人が言う決めゼリフ。
それは、「私、空気読めないんです……」。

空気読めないアピール。
自分の弱みを先に言うことで、相手に「そこは、大目に見てね……」とイニシアティブをとる手法。

このテクニックそのものは悪いものではありません。
僕も、苦手なことは先に言うタイプですし、それを言うことで、確かに自分自身の気が楽になることもあります。

ではなぜ『空気読めないんです発言』が問題なのか。
たとえば、「運動が苦手」「計算が苦手」「料理が苦手」……という場合、特定の何かに限定されているので、「そのくらいなら大目に見てもいいか……」ってなりやすいですよね。他のことでカバーしてくれれば、いいわけなので。

一方『空気読めないんです発言』は、他の何かと何が違うかというと、特定の何か、ではなく、あらゆるものに対して影響を与えてしまうということ。
それを平然と、先手必勝とばかりに言う時点で、確かに空気が読めていない……。

 

いてつくはどう?

これは、とても恐ろしい事です。考えてみてください。
「あらゆる時に、あらゆる場所で、あらゆる条件下で、周囲の状況を無視し、傍若無人に振舞ってしまう可能性があるけど、許してね……」ってことなんです。

作り上げた空気感を一瞬にしてぶち壊してしまう。
まさに、ドラクエでいうなら、『いてつくはどう』。
もちろん、それを計算して戦術として意図的に行うなら、良い方向に話を進めたり、新たな空気感を作り出すことも可能でしょう。

さらに、空気感をぶち壊すだけではなく、空気の読めない人がやりがちなことは、要らぬ自己主張をするということ。
絶対とは言わないけれど、この手のタイプの人の発言は、誰かを怒らせてしまったり、白けさせてしまったりすると思われます。

相手(?)の攻撃を無効化するためにやっているのであれば、本当は空気が読めていないわけはないですよね。
場が白けようと、気まずくなろうと、その空気をぶち壊し、話の流れを強引にストップさせたり、ベクトルを変えることが目的なのであれば。

空気を読む

 

確かに空気を読まない方が良い事もある……。だがしかし……。

空気が読めない人でも、良い感じで天然っぽい人なら、プラスの効果をもたらすこともあるかもしれません。
緊張感漂う中、ちょっとした笑いが取れるというか、ほっこりするというか。
ズバリ言うわよ的な感じではなくて、無害なコメントを発した場合は、周囲に癒しを与えることも可能かもしれません。

「私、ただ思ったことを言っただけで、他意はないんだけど……」なんて言われても、結果的に誰かを傷つけたりしてしまったら、他意が無くても問題だ、という自覚は持った方が良いんです。

ただし、それは、あくまでも空気が読めない人の話です。なので、結果は偶然なのです。
場の空気を良くするために、わざと天然を装って空気を読めてないフリをして天然っぽさをアピールして、本当に場を癒しているとしたら、かなりの策士です。