仕事を辞めたくなる原因を考えてみましょう。
「仕事がキツイ……」「安すぎて割に合わない……」「待遇が悪いのに責任だけ重い……」という具合に一瞬で思い浮かびますよね。
余計に自信を失ってしまいそうです。
そういうことを繰り返している内に、「私は、たった〇〇円しか貰えないような仕事さえ、まともにできないんだ……」と、自己評価が更に下がってしまうのです。
そうすると、次に探す仕事は、それ以下の給料の会社を無意識に探してしまうのです。
だったら、安易に自分を安売りしない方が良いですよね。
あなたの価値をそんな理不尽なことで決めて良いはずがありませんから。
さて。では高給の仕事をしている人について考えてみましょう。
本当にすごい人が高給取りかというと、実際はそうではありませんよね。
さっきの話を思い出してみてください。
セルフイメージが低い人は自分を安売りしてしまいます。
逆にセルフイメージが高い人は安い仕事なんて興味が無いので最初から意識下に入りません。
高給取りだから、仕事が著しく難しく、責任が重いのかというと、必ずしもそうではありません。
建て前としてはそういうことになっているかもしれませんが、それはやってみないことには何とも言えない面もあります。
だって、安くたって難しくて、キツくて、責任が重い仕事がいっぱいあるわけですから、だったら、高い給料もらった方が良くないですか。
セルフイメージが高い人は実際がどうあれ、自分を安売りしません。
だから高い給料を貰えたりします。
では本当は大したことないのかというと、それもまたそうとは言い切れません。
というかセルフイメージは人生に本当に影響を与えます。
セルフイメージが高い人で、なおかつ傲慢ではない人は、基本的に前向きなので、悲観的になって自滅することはないし、「そのくらいできそうじゃん？」的な感じで難しい事にも動じないので、経験を積んでいくうちに本当にすごくなっていく可能性も高いのです。
傲慢すぎる人は、嫌われるので、いざ失敗したり挫折した時に誰も助けてくれないので論外です。
☆お金の話はさておき……。
給料と自分の価値の話をしました。
でも、仕事ってお金だけの問題ではありません。
すぐに飽きてしまうような仕事だったりしたら、給料が良くても長く続きません。
希望職種につけても人間関係が悪ければ長くは続きません。
一気に稼ぐだけ稼いでセミリタイアするという人は別ですが、そうでなければ、長く続けられた方が良いのかなと僕は思っています。
もちろん個人的意見です。
お金に困ってなくても、仕事が好きな人っていますよね。
やっぱり長く続けられて、それなりに満足感を得られることって大事だと思うのです。
というか、それを「QOLが高い」というのだと思います。
逆に給料や職種は関係なく、ブラック会社をホワイト化することに生きがいを感じる人であれば、選択の幅も広がってきますよね。
あなたにとって、仕事で何を得たいか。
そのためには、どうすればいいか。
そういう視点を持つことが、もしかしたら、あなたのQOLが高まってくるかもしれません。
☆ 個人的なこと
以前の僕はとても小心者でした。
今も小心者ですが、もっと小心者でした。
だから、自分で言ったように、気が付けば給料の安い仕事ばかり選んでいました。
学びもたくさんありましたが、ボロボロになって、デメリットだらけの人生でした。
自分には能力も、根性もなく、将来もお先真っ暗なのかと本気で思っていました。
でも、今は、何がしたいのか、何を得たいのかを以前と比べてかなり明確にしたので、過去の自分のようなストレスはなくなりました。
はたらくということはゼロ・ストレスというわけにはいきません。
壁にぶち当たることもたくさんあります。
でも、苦痛だけしかない仕事ではなく、自分の意思で進める仕事であれば、意味合いが全く違ってくるのです。
僕は決して転職を進めている訳ではありません。
ただ、せっかく働くのなら、自分の望みを知り、それに近づくためにはどうしたらいいかを、時々立ち止まって確認してくれたら嬉しいです。
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