人は忘れる……。
いつも、といえば、いつもなのですが個人的な話を書こうと思います。
この記事はリアルタイムで読んでくださるともちろん嬉しいです。
同時に、コロナ騒ぎが終わって忘れられたころにも改めて読んでもらえたら良いなと思って書いています。
僕たち人間は、忘れる生き物です。
大事なことも、意識しないと、どんどん忘れていきます。
たとえば、僕と同世代の人なら、20世紀末には某サリン事件なんて、とてもショッキングな事件がありました。
当時は心のどこかで「日本はもう崩壊してしまうかもしれない……」なんて本気で思った人もいると思います。
でも、今は漠然とは覚えていても、誰かに関連ワードを言われなければ思い出しもしない人の方が多いのではないでしょうか。
恥ずかしながら、僕も過去を思い出そうとしなければ、あまり思い出さなくなってきています。
最近では、東日本大震災もショッキングでした。
この時も「日本、大丈夫か……?」なんて思った人が多かったと思います。
もっと最近だと、2019年の大型台風。
僕は千葉っ子なので、特に印象的でした。
……でも、パッと記憶がよみがえるかと言うと、そうでもないわけです。
PTSDになってしまった方などは、嫌でも思い出すと思うのですが、そこそこ元気だと、何事もなかったかのように忘れてしまうのです。
まるで、何事もなかったかのように。
でも、それはある意味、仕方のない事なのかもしれません。
特に刺激が強すぎるレベルの出来事をずっと引きずっていると、全員とは言いませんが、僕たちはきっとメンタルが参ってしまうでしょう。
そして、『当たり前の日常』と思っている現実、あるいは幻想は、思いの外、忙しく、過去を振り返っている場合ではない……のかもしれません。
ちなみに、その発想は危険なのですが……。
忙しさにかまけて過去を振り返ったり、自分の現在地を見つめなおしたりする時間を取れない人は、自分自身の人生の不具合を軌道修正するのが難しくなります。
同時に、未来の自分を思い描くプロセスもきっと、行えていないと思います。
大事なのは『今』です。
ただ、忙しいから充実しているというわけではないということは忘れてはいけません。
忙しいとアタフタしている間に大切な時間が摩耗しているだけだったら、何の価値もありません。
過去もまた過去にすぎません。
でも、過去から学べることも多いのです。
過去が全て大事だとは思いませんが、未来にも残し伝えたいモノ、コトだってたくさんあるのです。
なので、未来がきっと今より良い時代になっているのを前提に、それでいてこの記事を書いている『今』が、未来の誰かにとって何らかの役に立つことを前提に、この記事を書いています。
2020年Golden Week
はい。完全に引きこもり生活していました。
カッコつけるなら『Stay Home』していました。