ココロセラピストが語る!『心の時代~今・昔~』とは?~昔も今もこれからも心という存在は在り続ける!~

自分の心の声を聞いて下さい。 悲鳴をあげていたら助けてあげて下さい。

僕が心理学系コーナーに行くと変人扱いされていたかもしれない時代の話に戻します。
当時、心に関する流行っていたキーワードは『犯罪心理』『異常心理』『プロファイリング』『洗脳』『マインドコントロール』。
どれも物騒な物ばかり。
犯罪を無くそうとか、そもそも異常と普通の違いは何だろうとか、そういう事は興味の対象では無さそうでした。
不思議とそれを面白がっているような風潮もあった気がします。

確かに、人は自分とは異なる存在が気になるものです。
ただ、気になる対象はあくまでも外です。
自分の内面では無いのです。
そこが今と違いますよね。

僕はどうだったかというと、やっぱり自分と向き合う、自分を知るという概念が無く、自分の心に対する興味はあまり持っていなかったかもしれません。
ただ、好奇心は旺盛だったのであれこれ首を突っ込んでいました。
その流れか、心を追いかけ続けているうちに現在に至って『ココロセラピスト』を名乗らせて貰っています。
ある意味、この時代僕の人生に大きな影響を与えたのかもしれません。

 

癒しフェア

僕も何度か出させて頂いた事があるのですが、日本には『癒しフェア』という世界最大級の癒しのイベントがあります。
来場者は平均で毎年3万人は超えるという話を聞いた事があります。
これは驚異的な数だと思います。

それだけの人を集めるというのは並大抵のことではありません。
このイベントからもわかるように、それだけ現代人は癒しを求めているのです。
身体はもちろんの事、特にスピリチュアルがメインのイベントですので、そう考えると、如何に多くの人が心の癒しを求めているかがわかります。

主催者や運営の方々が頑張ってくれているからというのはもちろんの事ですが、それ以外にも、たくさんの人たちが「私の心は癒しを求めている」と正直に自分の心の声を聞いているからこそ、会場に足が運ぶのだと思います。

「心の癒を求めている?? それじゃ、欲求不満みたいじゃないの!」と言う人はおそらくいないと思います。
自分の心に素直に従う。
心に栄養が必要ならば、栄養を与える。
とても素直でステキなことだと思います。
他人がどうこうではなく、自分の心です。
誰かに察して貰え続ける人生なんてありません。
自分で自分の心に気づいてあげる事が重要なのです。

 

私の敵は私?

日本人の精神の中には「私の敵は私です」という言葉が潜在的に刻まれている気もします。
僕自身、そう感じることもあります。
その通りだからです。

しかし、考えて欲しいのです。
「私の敵が私である」と同時に「私の味方は私」なのです。
前者だけで自罰的になると、究極は心が病みます。
自己評価不安や自己嫌悪の気持に支配されて自暴自棄になり、挙句の果てに周囲にも多大なる迷惑をかけてしまうのです。
だからこそ、自分の心の声に耳を傾けて欲しいのです。

他人を操る系の心理テクニックが流行っている時代です。
それも楽しいかもしれませんが、その前に自分です。
自分の心の声を聞いて下さい。
悲鳴をあげていたら助けてあげて下さい。
弱っていたら休ませてあげて下さい。
他人を操るのではなく、他人に頼っても良いので自分の心の重圧を自分独りで抱え込まないで下さい。

 

心の時代

『心の時代』は、心を面白がる時代ではありません。
性善説や性悪説を決める時代でもありません。
心を操る時代でもありません。
自分の心と向かい合う時代です。

それは決して自分勝手という意味ではありません。
自分の心の声に従わず、誰かの指示待ちだけの人生ならば、きっと心は摩耗してしまいます。
自分の心を尊重し、同時に他人の心を労わってあげる。

心は単一な存在では無いので、そんなことをしていたら現代のシステムにはそぐわないという人もいるでしょう。
そうではないのです。
みんなの心に合わせてシステムを変えて行くのです。
人の数だけニーズやウォンツがあります。
心の声の数だけ多様性がある文化が存在しても良いのです。

人に心があり続ける限り、心を尊重し続けて下さい。
未来は心と共にあるのです。

 

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