・悔いなく改善を試みたか?
自分は単に楽な方に逃げたいだけなのだろうか。
そういう考えもよぎるのではないかと思います。
そんな時に「自分は本気で会社や自分の業務を改善しようとしただろうか?」と思い返して欲しいのです。
もし、あなたが今の状況を改善しようと本気を出して良い方向にシフト出来れば辞める必要は無くなります。
ダメだったのであれば、もはや悩む必要はないと思うのです。
後悔しないで次のステップに進んだ方が良いです。
もし、悔いなく改善を試みるに値しないと思うなら、それこそ残る必要もありません。
仕事を辞めるきっかけ10のポイント
「辞めたい」とは思っても、その判断基準をどうしたら良いか悩んでいるうちにズルズルと会社に残ってしまう方も少なくありません。
そこで以下に「こんなに該当したら辞めた方が良さそうだな」という項目を10挙げておきました。
すべて該当してしまったら容赦なく退職した方が良いです。
これらを考えることで、自分が何に対して会社を辞めたいと思っているのか、あるいは改善して貰いたいと思っているのかがわかると思います。
先ほどお話した「悔いなく改善を試みたか?」のポイントにもなると思います。
・本当にやりたい事が見つかった
おめでとうございます。
ものすごく良い事です。
多くの人は「私、やりたい事が見つからないんです……」と、まるでそれが自慢であるかのように静かに微笑みます。
誰かが自発的にあなたの夢を叶えてくれることはまずありません。
自分の意識や行動が夢にシフトした時に、夢は叶い始めるのです。
焦りは禁物ですが、思いたったが吉日です。
一気に動かないまでも小さなステップから動き始めましょう。
・実はイヤイヤ仕事をしている
会社はついつい妥協して入社してしまうものです。
業務内容や条件を考慮している場合では無く、適性も関係無くとにかく採用される事だけを目的と入社してしまうと大変な事になってしまいます。
「やり続ければ天職になる!」という人も確かにいますが、それは一部の人に該当する事だということも忘れてはなりません。
どんなに努力しても勉強しても好きになれない事はあります。
自分を責めないで下さい。
・面接の時と条件が違い過ぎる
求人や面接の時に提示された条件と違い過ぎることもよくある話です。
よくある話ではありますが本来はそれはダメです。
そもそも約束が違うという事は、その時点で信頼関係にヒビが入っているのです。
ヒビは放置しておくとどんどん大きくなってしまいます。
中には雇用契約さえ結ばせてしまえば社員を自由にコントロールできると最初から考えている人もいるかもしれません。
話が違うのに変なルールを押し付けられたり、ペナルティがあったり、怒られたりしたら洒落になりません。
きちんと話をして改善されれば良いですが、交渉の余地も無い場合は危険かもしれません。
・思っていた仕事と違い過ぎる
仕事って実はイメージで選んでいる側面があります。
「きっと、こんな仕事に違いない!」という具合に。
しかし内情はどんなにネットで調べても出て来ません。
裏サイトのようなものがあれば別ですが、そもそもそういったページが存在しているとしたら、その時点で怪しいです。
理想と現実は違うものなのかもしれませんが、明らかに違えば無理に妥協する必要はありません。
思い通りにはならなくとも、思い通りに少しでも近い選択肢があるはずです。
最近では、わざと花形の仕事を彷彿させるキャッチコピーで求人をかけて人を集め「そういうのもありますが……こっちの仕事はどうですか?」と誰もやりたがらない仕事を勧めて来るインチキ求人も多いので洒落になりません。
・自分の能力が足りない
頑張っても頑張っても、納得が行く結果が出せない。
残念ながらそういうこともあります。
あなたが完璧主義過ぎて「あれもダメ、これもダメ」と思い込んでいるなら話は変わって来ますが、努力でカバーできないことが多すぎて、他の人は余裕そうにそれをこなしているとしたら他の道を探すのも悪くありません。
「エジソンは電球を発明するために数え切れない失敗を……」と言う人もいますが、それはエジソンがそれに価値を見出していたからこそです。
諦めない事も大事ですが、自分の人生にとってそれほど重要でなければ執着する必要はないかもしれません。
スキルに限らず体力も関係あります。
ただしこれは人間的に劣っているということでは無く適性の問題なので自己評価を下げる必要はありません。