ココロセラピストが語る!『空気を読むとか読まないとか』とは?~空気を読めないのは、やっぱり問題だ!~

もしかしたら空気が読めないのは、何か悩みがあって抱え込み過ぎて、他の事に意識が回らず、結果的に空気が読めなくなっているのかもしれません。 悩みを吐き出してスッキリすれば自然に空気が読めるようになるかもしれません。

 

twitter大好き!

なんというか、たとえば四六時中twitterをチェックしている人にも似たような現象が起きやすいです。
たくさんの情報が流れて来ると、便利ではあるのですがどの情報が重要なのか取捨選択が難しくなって来ます。
そのうち、自分が何をしているのかさえ忘れて、自分にとって興味深いキーワードだけを無意識に拾うようになります。

さらに厄介な事に彼らは不思議な事にキーワードだけに食いついてしまいます。
そして本来の目的を忘れて、そのキーワードについて検索をかけ始めたり、関連記事を貪るように読みはじめたりするのです。
もちろん暇な時間、あるいは自分の時間に誰が何をしようと自由です。

ただ、物事をきちんと考えず、その都度、視覚、あるいは聴覚に入って来た気になる刺激だけをその都度拾って生きていると、とんでもないことになってしまいます。
小さな子供だったら「好奇心が旺盛で良いわね! 将来は学者にでもなりそうな予感!」などと思って貰えるかもしれませんが、大人はそうは問屋がおろしません。

誰かとアポがあるとか、これから学校や会社に行かなければならないとか、あるいは明日の朝が早いので早く寝なければならないとか、そういう状況でも、興味の対象がそちらではなく、気になったキーワードに向いてしまうのです。
結果、周囲の人たちに迷惑をかけるのですが、罪の意識はありません。
「自分なりにテキパキしていたつもりだが、何故だか時間が過ぎ去ってしまっていた……」と思っているようなのです。
「何故だか、じゃないよね?」というツッコミは本当に理解できないようなのです。

そういうタイプの人に、「何か有益な情報あった?」と聞いても、「別に……」という返答が返ってくることが多いです。
興味深々でスマホにかじりついていた割に、実は面白くもなんともなく、何の情報も頭に入っていないという事もあるようなのです。

自分がこれから何をすべきか。
今、自分は何をしているのか。
この辺の空気感覚が完全に麻痺してしまっているようにも思えます。
でも、繰り返しますが必ずしも病気ではありません。

 

意識は窓の外?

小学生の頃、気がつくと授業中にも関わらずボーっとして窓の外を眺めていたという事はありませんか。
別に授業がつまらないわけでもなく、窓の外で好みの異性が体育をやっていて、ついつい見とれてしまったとか、そういうわけでもなく。そういう状態を学校の先生は「意識が窓の外に飛んで行っちゃってるよー……」と言っていた気がします。
言い得て妙ですね。
確かに身体は教室に入るのに、意識だけが窓の外、たぶん空中にいて彷徨っているのです。
心と身体って基本的につながっているのですが、時々分離したりするものなのでしょうか。

これは空気が読めず、授業中であるという自覚がないわけではありません。
気がついたら意識が飛んでいるのです。
学校に限らず、職場でも似たような現象が起こる人も少なくないのではないでしょうか。
もっとも職場でそれをやると、大目玉を食らいますが……。

なんとなく、このような状態は悪いことのように思われがちですが、最近ではこの時間を『デフォルト・モード・ネットワーク』と言って、とても重要な役割を担っているという説も出て来ました。
脳の健康には良いそうです。
ただし、授業を聞いていなかったり、仕事をしていなかったりすると流石にまずいので、ボーっとする時間は、自分で意識作った方が良いのは間違いありません。
とりあえず、ボーっとする事は必ずしも悪いことではないが、ボーっとした時間は空気を読んで自分なりに作ると意識して下さい。

 

FACEBOOKのトピックが残念!

FACEBOOKはtwitterとは異なり、比較的しっかりした意見を個々人が投稿しています。
文章も長く、読み応えもある媒体です。
ただ、最近はPCからではなくスマホからアクセスする人が増えた影響か、困った問題も出て来ました。

どういうことかというとtwitter化してきているのです。
つまり、流し読み化です。
なので、一生懸命書いてもじっくり読まれにくくなって来たのかなと思う事もあります。
もちろん読者さんが食いつく投稿をすれば、ちゃんと読んで貰えるわけですが。

ただ、twitter同様、フィードから流れて来たトピックの、なんとなく頭に入って来たキーワードだけに食いついて反応してしまう方が増えて来た気がします。
本来ならば気になったトピックがあれば、流し読みせずにじっくり読むというスタイルが主流だったと思うのですが、最近はそうでもないみたいです。

たとえば「今日は地面に霜が降っていました。歩くとザクッ、ザクッと音がしてちょっぴり楽しかったです。さて……(以下本文、そして重要な箇所)……でした」という投稿があったとします。
普通に考えたら、前フリはあまり重要ではないのですが読者さんが「朝」という言葉と「霜」という言葉から「寒さ」を連想してしまったとします。
そうすると本文は読まずに「最近は、めっきり寒いですね! 寒いと言えば、先日ホッカイロを買ったのですが、あれ本当に良いですね……」と、まったく関係無いコメントをされたりしてしまう危険性が高まって来ました。
もちろん、それが読者さんなりの前フリでトピック作成者(トピ主)のテーマに沿った内容でコメントをしてくれるのなら良いのですが、そうではないのです。

『あいさつおじさん』みたいにスパムコメントを貼りつけられても困るのですが、テーマに沿わない話をコメント欄で熱く語られても正直困ってしまう事もあります。

なので、そういう場合は仕方が無いので正直に「とても興味深いお話ですね。ただ、このトピックの趣旨とズレてしまいますので、もし宜しかったら投稿をシェアしていただいて、そちらで新しい流れの話を続けるか、新規でその話題を立ちあげてそちらで盛り上がった方が良いかもしれませんね」と言うようにしています。

もちろん、FACEBOOKをフリートークの場として利用して楽しんでいるのであれば問題ありません。
ただ、FACEBOOKは用途が様々で仕事に使っている人もいれば、内輪で雑談をしたいために使っている人もいるわけです。
なので、相手に合わせた対応が求められます。
でも、空気が読めない人は、そんなことはお構いなしなのです。