おかしいと思うのは個人の自由ですが、それを他者に押し付けるのは境界を超えた行動です。
自他の境界を持つとしたら、次のようになるでしょう。
「大人としてきちんと挨拶をするのが当たり前だと私は思いますが、あなたはどう思いますか？」
自分の意見を述べ、相手を尊重するために相手の意向を聞く。
たとえ人助けだとしても、自分の気持ちを押し付けない。
震災時の「迷惑なボランティア、支援物資」の話は記憶に新しいところだと思います。
自他の境界が無いというのは国家レベルになると、戦争に発展しかねないものです。
個人レベルでも他者や自分に苦痛を感じさせ、心が揺れる原因となります。
この自他の境界が無いと、他者も自分も大切にすることができません。
いくら「自分を大切に！ 受け入れて！ 愛して！」と言っても、スローガンにしかなりません。
逆に自分を愛し、受け入れ、大切にしても、自他の境界は出来ません。
では、どうしたら良いのでしょう？
自他の境界を作るには3つの要素が必要だと私はお伝えしています。
次回はそのうちの一つについてお伝えいたします。
心が揺れない人になるために
心が揺れた時、あなたはどうしますか？
人生相談やセラピー、ヒーリング、占いなどに行きますか？
心療内科や精神科へ行き、薬をもらいますか？ 自然療法を利用しますか？
最近は心理療法と言うのもありますね。
残念ながら、他者に何とかしてもらったのと、揺れを自力で戻せるのとでは違うので、問題の解決にはなりません。
アダルトチルドレンやインナーチャイルド、精神疾患、神経発達症（発達障害）、HSP、トラウマなどが心の揺れる原因だと思い込んで、学び、手放し、問題を解決しようとする方もいらっしゃいます。
それにこだわる事こそが、問題をいつまでも解決できない原因となっている場合もあります。
次回からの記事で、ゆっくりそれをご理解いただけたらと思っています。
こちらのブログ記事もご参照ください。
「揺れない自分になる方法―わたもりのメンタルケア講座１」
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