まずは熊本を中心として地震で被災された方々にお見舞い申し上げます。
そちらにご親戚やお知り合いの方がいらっしゃる方々もご心配でしょう。
HSPの方は連日の報道で心を痛め、不安を感じていらっしゃるかもしれません。
それとは関係なく、新年度で気疲れが出ている方、新しい人間関係に馴染めない方、そういったご家族を心配されている方など、せっかくの春に落ち込み、うつ状態となり、心が塞いでいらっしゃる方も多いかもしれません。
そんな方々にどうしてもお伝えしたくて、この記事を書いています。
途方に暮れた気持ち
私が20代半ばのことです。
私は妊娠5ヶ月。3歳の上の子を連れて、離婚するために実家へと戻りました。
何日も眠れず、実家へ帰った次の日の早朝、北海道の東にある実家周辺地域は猛吹雪。
朝だと言うのに暗く、ガラス窓に途方に暮れたような私の姿が映っていました。
その時は気が付きませんでしたが、私はうつ病と対人恐怖症を患っていました。
その時、朝の連ドラのテーマソングだった松任谷由実さんの「春よ来い」と言う曲が流れてきたのです。
私は自分の顔を見ながら、私に春なんて来るのだろうかと思っていました。
あの時の途方に暮れたような気持ちを今でも忘れられません。
それから約20年、その後も数々の大変な出来事を乗り越え、やっと自分の足で立てるようになった私が、こうしてご縁を得て、今、この記事を書いています。
だからこそ、お伝えしたいことがあります。
自然の力、人間の力
時に自然は、そして人生は、強く私達を揺さぶり、苦しめます。
それに対し、私達はなす術も無いように感じます。
けれど、忘れないでいただきたいのは、私達も自然の一部だという事なのです。
私達の中には、自然の生き物としてこの命を繋ぎ、心を繋ぎ、思いを託し、悲しみや苦しみと同じように、優しさや愛を感じ、それを次の世代へつなぐ力があるのです。
花が枯れても、その先に種を残し、冬を超え、春になれば水や光の恵みを得て芽吹き、花を咲かせるように、私達の中には蘇る力があります。
身体が無くなったとしても、思いを繋ぐことができます。
苦しさを経験に変え、知恵に出来る賢さがあります。
東北の津波の時に、先人が立てた「これより下に家を建ててはならぬ」と言う石碑のニュースを目にした方もいらっしゃるでしょう。
いま、どんなに沈んでいても、苦しくても、塞ぎこんでいても、忘れないでください。
私達の中には自然そのものの力が備わっているのです。
どうかあなたの中にある、自分で自分を癒せる力に気づいてください。
どんなに長い冬も超えて、小さな種の中から芽吹くような、そんな力を忘れないでください。
生きる事そのものがスピリチュアル
霊視できるとか、幽霊が見えるとか、前世が見えるとか、チャネリングするとかは、あちらの世界へ帰れば誰でもできることです。
そんなものを本当はスピリチュアルと言わないのです。