【青森県で目撃された不思議な現象】
日本は世界でも有数の地震国。2011年3月11日の東日本大震災は記憶に新しいところですが、何百年も前から日本人は「地震におびえて生活をしてきた」といっても過言ではありません。
最近では、1月13日の夕方に、「青森県三沢市で不思議な現象が目撃されて地震や津波の前兆ではないか」として話題となりました。
【空に向けて立ち上る光の柱の正体】
その現象とは、「光の柱が空へと向かって立ち上る」というもので、見方によっては「天から神聖なものが降臨している」かのような幻想的な風景です。
しかしながら、1月11日に青森県南部で「震度5弱」という比較的大きな地震があったために、美しさよりも、「より大きな地震がくる前兆ではないか」と不安になるというのも、仕方ないことでしょう。
ちなみに、この現象は「光柱」と呼ばれるものでした。この現象が日本ではじめて確認されたのは「1983年」と比較的新しいものです。
なぜならば、この現象はある意味「人工的なもの」だからなのです。
光柱は空の高いところにあらわれる、「小さな氷の結晶から構成されている雲」に、「強い光が当たる」ことで生まれます。その結晶に反射された光が、陸地にいる人の目にうつると、光がまるで空にのぼるかのようにまっすぐ見えるわけです。
光柱を産み出すポイントとなる光源は、かなり強い光である必要があり、そのために現代になるまで登場してこなかったのです。
では、その強い光はなにかというと、「漁船のライト」。
今回の場合は「イカ釣り漁船のいさり火が原因」となって光柱が現れました。
【光柱はなんらかのメッセージなのか?】
しかしながら、必ずしも、イカ釣り漁船が操業していると光柱が現れるわけではありません。前述のように上空に、氷の結晶が多く含まれている雲があることが必須なために、「比較的珍しい現象」なのです。
地震とは直接関係ない現象ではあるものの、光柱が登場した「翌日の14日に青森でまた震度5弱の地震があった」ことを考えると、「天からのメッセージ」ではないかとも思えてしまいます。
【大地震の前触れとなる現象】
「現象」という名称ではあるものの、実は「はっきりとした科学的な定義はなく」、大地震の前触れとして発生する、もしくは知覚される異常な現象をすべてひっくるめて、宏観異常現象としています。この中には、「地震の前にはナマズが暴れる」というように、昔から伝えられているものもあります。
【動物や機械が感知するものとは?】
ナマズだけでなく、犬や猫といった「ペットが意味も無くおびえたり、言うことを聞かなくなったり」、カラスやハトなどが「夜中にもかかわらず泣き騒ぐ」などといった動物に関する宏観異常現象は無数といっていいほどあります。
これは「動物の方が人間よりも電磁波などの刺激を感じやすいから」という理由付けがあります。
それと関連して、「テレビに異常がおきたり、ラジオに雑音が入るなどという電波障害」もポピュラーといえるでしょう。
しかしながら、きちんとした測定器を使って、「電磁波や地磁気を測定して地震の前兆を調べる」という試みが行われているものの、はっきりとした成果が出ていないのが現状であり、宏観異常現象というのは、「単なる迷信の塊ではないか」という説もあります。
【人間の直感こそがもっとも信頼できる】
機械ではまだ地震を予測するのは難しいわけですが、その一方で「自分自身の体感で地震の予兆を感じる」という人もいます。地震の前兆を何らかの形で感じ取って、「頭痛や耳鳴りを覚えたり、言いようのない不安感を感じる」という人がいるのだそうです。
スピリチュアルな観点からすると、電磁波などの物理的なものではなく、「アカシックレコード」と呼ばれる領域にアクセスしたり、科学では感知できないレベルの「微細なエネルギーを感じる」という意味では、「人間が探知機になる」というのは理にかなっているように感じられます。
地震が来るのを前もって知ったところで、完全な対応をするのは難しいのが現実ですが、少しでも早くわかっていれば、救われる命も多くなりますので、今後も科学的な方面はもちろん、スピリチュアルなレベルでも地震予知をする方法を模索していく必要があるでしょう。
Presage pillar of light of the earthquake?
Sign of various earthquake.