あなたに翼はありますか?
リーディング現場より。
サモトラケのニケ。この彫像をみると、人には翼が本当はあるのかな、と思ってしまいます。
肩甲骨は、翼の根元部分なのではないかな、と。
対面リーディングで様々なクライアントさまにお逢い致しますが、一ヶ月に最低、お一人にはこう聞かれます。
「私に背中には翼がありますか?? 白い綺麗な翼はありますか??」
その場合、大抵は「人間は哺乳類ですので、なかなか翼は生えないんですよね。」
と答える場合が多いです。
「え。」
「あなたは、そういう仕事をしているのに翼が無いのですか?? 翼が無くてもこのような仕事が出来るものなのですか??」
「あの、このような仕事と仰いましても……私は聖職者の看板を掲げているわけでも、宗教家と申請しているわけでもございませんが。」
「でも。でも。霊能力を使っているのでしょ。霊能者なのでしょ。」
「その言葉の定義自体が曖昧ですし。さて、お時間もったいないからリーディング致しましょう。」
「・・・・・」
最初は納得がいかないような雰囲気のクライアントさまも、お時間終了の頃にはほぼ、全ての方にご満足は頂いております。
ありがとうございます。
あ、でも私は実は、「翼をください」という歌は苦手です。
意外? と頑固な私は、確か中学だったかな、授業の時にこの歌を歌わずに先生に叱責されました。何故歌わない、と。
「先生、翼があって飛んでも、空には寄るところがありません。自分の力だけで空気の強い流れの中を飛ぶのは命懸けです。鳥は命懸けで飛んでいるんです。哀しみの無い自由な空、なんてありませんから歌えません。」
的な発言を先生に生意気にもしまして、かなり激昂されましたのでよく覚えているんです。
問題発言&反骨精神??
いえいえ、まあそうかもしれませんが、分析力と判断力かなと(笑)
あ、でも普段は大人しいですよ。ほんと。
素直な気持ちがあればあなたは羽ばたける
翼、というとすぐに「白い羽」を想像してしまうものですが、これは天使画の影響なのでしょうね。
確かに、白い羽なら綺麗だけれど。白≒清純・正義・潔白、とつなげてしまったらこんなに「重い」翼は無いかもしれないな、とも思います。
黒くても、茶色でもいいじゃない。その人の色なら。 そう思うのです。
モデルさんは歩くときに肩甲骨を寄せるそうです。
茶道でも、亭主はお茶をいれるときに肩甲骨を寄せて背筋を伸ばします。
肩甲骨を寄せると姿勢がとても綺麗になる。
そして、そうすると
「見えない翼」が、さあっと開くような気分になります。
オーラが実は翼、なのかもしれません。
比翼の翼、という言葉は良きパートナーシップの例え。
片方が白で片方が黒でも、翼の長さが同じならきっと「比翼の翼」になるはず。
私はそう思います。でも、長さが揃わないと、飛べないですよね。
短いならば、伸ばせば良い。
きっと、素直な気持ちは翼を伸ばすはずだから。
そんな伸びやかな気持ちで、今日もリーディングをしております。
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