あるおじいさんのお話です。
彼は破産し、生活保護で暮らしていました。
小さな家に住み、おんぼろ車に乗っていましたが、65歳の時に「自分で何か販売しなければならない」と感じ、一念発起します。
友達からチキンの調理法を褒められたので、チキンで自分の人生を変えることにしました。
それまで住んでいたケンタッキー州を出て、自分のレシピを各州に売り込み始めました。
レストランを訪れては、よだれが出そうなチキンの作り方を説明しました。
レシピを無料で提供し、売り上げのほんの数パーセントしか要求しませんでした。
レストラン側にとっては、随分とお得な取引のはずです。
ところが、大半のレストランはそうは感じなかったようです。
おじいさんは1000回以上も断られました。
それでも、彼はあきらめませんでした。
自分のレシピは特別だと信じていたからです。
そして1010回目のレストラン訪問で、ようやく初めてレシピを受け入れてもらうことができました。
この1回の成功により、このおじいさんはアメリカ人のチキンの食べ方を変えてしまいました。
そう、このおじいさんは、ケンタッキー・フライド・チキン(KFC)の創業者カーネル・サンダース氏です。
1010回目の「イエス」でKFCが誕生したわけです。
ですから決してあきらめないでください。
どんなに断られても、自分を信じ続けること、それを覚えておいてください。
出典: https://www.livin3.com/5-motivational-and-inspiring-short-stories