ある日、男は象のそばを通った時に急に立ち止まりました。
象は前足を細い綱でつながれているだけで、鎖も檻(おり)もありません。
こんなに大きい図体をしているのだから、いつでも縄を引きちぎって逃げることはできはずです。
それなのに、一頭たりとも逃げようとはしません。
男はこの事態に困惑し、そばにいた調教師に尋ねます。
「どうしてこの象たちは突っ立っているだけで、逃げようとしないのですか」
すると、調教師は「今よりずっと小さい子供のころから、今と同じ太さの縄につないでいました。
その時期には、この太さの縄で充分つなぎ留めておくことが出来ました。
そうすると、彼らは大きくなっても、縄をちぎることはできないと信じ込んでしまうのです。
縄は自分たちをつなぎ留めることが出来ると信じているので、逃げようなどとはこれっぽっちも思わないのです」と答えました。
男はそれを聞いて衝撃を受けました。
この象たちは自由になれるにもかかわらず、自由になれないと信じ込んでいるため、この場所に自分を閉じ込めしまっているのです。
私たちの中にも、1回失敗したくらいで私にはこれはできない、と信じ込んでしまい、その思い込みから抜け出せずにいる人がどれだけいるでしょうか。
失敗は学びに組み込まれています。
私たちは人生の課題をあきらめてはならないのです。
出典:https://www.livin3.com/5-motivational-and-inspiring-short-stories





















