スピリチュアル用語解説 第6回「素直・正直・真面目」

「素直・正直・真面目」で生きている人が自分の周りにいた時、その人をよーーーーーく観察してみると大抵の場合が、「他人」に対して「素直に、正直に、真面目に」生きていることが多いのがわかります。

はいっ! こんにちは! みなさんの気づきを応援するスピリチュアル用語解説のTanちゃんです。
今回のテーマはですね~、「素直・正直・真面目」です。はいもうこれね、三段活用でいっぺんに解説しちゃいます。わははっ。
みなさん「素直・正直・真面目」に生きていますか~?

日本人のイメージとは……?

なんかね、海外に住んでいたり、海外旅行に行ったりしてもそうですけど、外国人の方々からの「日本人」に対するイメージっていうのは、とても素直で真面目とかって見られていることが多いですよね。お行儀がいいと思われていたり、親切だと思われていたり……。そういう意味で「日本人」っていうだけで得をするような経験をされたことがある方も結構いらっしゃるのではないでしょうか。

そんな中でもさらに! 「素直・正直・真面目」な生き物……それは「スピリチュアル業界な活動をしている人」だと思われているのではないでしょうか(笑)。そうそう、ヒーラーさんとかね、セラピストさんとかね、優しそうだし、誠実そうだし、だってほら……心とか体を癒してくれる仕事じゃない? だからやっぱり素直で正直で真面目な人が多い感じがするわよね~、ってな雰囲気で一般的なイメージとして多くの人がそう思っているかもしれません。

まぁ、確かに実際そうかもしれないんですけども、「素直・正直・真面目」って、一見なんかとても素晴らしい人間性の人に当てはまる言葉のイメージがありますが、果たしてそうでしょうか……? そしてあなたの周りの誰か、またはあなた自身がこの「素直・正直・真面目」という言葉が当てはまる人だったとして、果たしてその人は自分の人生の天命をしっかりと思う存分に生きられているのでしょうか……?

 

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「素直・正直・真面目」の言葉に仕掛けられた呪い

「素直・正直・真面目」で生きている人が自分の周りにいた時、その人をよーーーーーく観察してみると大抵の場合が、「他人」に対して「素直に、正直に、真面目に」生きていることが多いのがわかります。

たとえばお客様のご要望に対して「素直・正直・真面目」な人とかですね。これはお客様のご要望に対して素直に聞き入れる真面目な人ですね。でも、これってやり過ぎてしまった場合、お客様の要望に応えてなんでもかんでもお客様の言う通りに振り回されてしまうと、お店側が提供しようとしていたサービスの軸から外れてしまって商品コンセプトやサービスメニューなどがブレまくってしまい、結局何をしたいお店なのかがわからなくなってしまったりすることもよくありますよね。

サービス料金や商品の価格設定なども、お客様の言われるがままに、どんどん値下げをしてしまって、結局提供するサービスの質が落ちてしまったり、お店側の仕事に対するモチベーション維持が難しくなってしまったりなど、「本来はこの店は何がしたかったのか?」が、わからないお店になってしまったりしてしまいます。

他には親が言っている事に対して「素直・正直・真面目」に生きて来た場合。これは幼少時代から「良い子ちゃん」をやり続けて来てしまっている人ですね。親の価値観で子供のやること全てを決められてしまっていくというパターンです。どこの高校に入ってどこの大学を受けて、どんな仕事に就くか? まで親の言うなりになって、親の言う事に「素直に、正直に、真面目に」生きて来てしまった人です。

ヘタをすれば、今日何を着て行くかなどの服のコーディネートまでいいオトナになるまで母親が決めていたという人もいらっしゃいます。親の言う事に対して「素直に、正直に、真面目に」を続けて来てしまうと、本当は自分が何をしたいのか、自分が何が好きで何が嫌いなのかさえもわからない大人になってしまいます。誰かに聞かないと自分で決められない人にもなってしまいますし、お金の使い方も自分の好きなものに使えない人になってしまったりします。

新月だから願い事が10個書けるよ~! と言われても「え……、10個も?そんないきなり言われても書けない……」と困惑して自分の願い事がしっかり考えられない人などにもこのタイプは多いんですよね。「1億円当たったら何に使いたいですか?」という質問なども「いきなりそんなたくさんのお金をもらってもどう使っていいかわからない……」という答えが返って来たりします。自分がそもそも何がしたいのか、「望む」ことさえ忘れてしまい、どうしていいかわからなくなってしまっているんですね。

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あとはテレビやメディアで流している情報に対して「素直で・正直で・真面目」な人たち。これはもう、いわゆるメディアに振り回されまくりの人たちですので、テレビや雑誌で言っていることを全部鵜呑みで、何から何まで洗脳されてしまっている人たちになります。テレビで「トマトが体にいいんですよ!」という特集をやれば、その日はすぐにスーパーにトマトを大量に買いに行ってしまうようなタイプの人ですね(笑)。

日本人は特にこのタイプが本当に多くて、ちょっとテレビでこういった情報が出ると全国的にトマトが売り切れになってしまったり、流行語をテレビで発信すれば、そこらじゅうでその流行語が頻繁に飛び交うようになったり、言葉だけでなく、ファッションや、お店や、薬、治療法、旅行先、キャラクターなど、なんでもかんでもテレビが中心となって、その情報がすべてとなり、その人の決定する際の指針となってしまっている人がいます。本当に「素直で、正直で、真面目」ですね~~って感じですね(笑)。

さて、ここまで見て来てもらいますと、「素直・正直・真面目」というこの一見良さそうな言葉たち……、イメージが今までと少し変わって来たのではないでしょうか。ふふふ。