八百万の神々は神々の大いなる意志と意向を伝える!? 平成最後の神迎祭☆出雲大社

新しい年が始まり、半月が過ぎましたが皆様はいかがお過ごしでしょうか?
私は気分一新……といきたいところですが、魂時計が旧暦なもので、いまだに年明けずといった気分です。

お正月休みを長く取ったので、身体はまだ正月気分がちょっと抜けてないんですけどね(笑)

さて、そんな新年、どんな年になるのか、それを私が予測するのに昨年の神迎祭・神在祭の出雲大社で感じた御神氣を参考にします。
ですので、昨年11月、平成最後の神迎祭のレポートを今更ですがお伝えしようかと思います。

 

平成最後の神迎祭

午前中は雨が降っていた島根県。神迎祭の時間が近づくにしたがって、稲佐の浜の辺りより雲が切れて晴れ間がのぞいてきました。
数日前には強風が吹き荒れ、早くも神々がご到着される御忌荒(おいみあれ)がありましたが、この日はそのような強風が吹くこともありませんでした。

平成最後の神迎祭は土曜日の午後7時からということもあり、稲佐の浜に向かうと、嘗て見たこともないほどの人人人人……!! 稲佐の浜から参拝者が溢れ出ていました。

私は稲佐の浜にて八百万の神々が海よりお越しになられるのを感じるより、神楽殿で大国主大神と御対面され、神籬に宿った御神氣が最大限になるのを感じようと思い、神迎の御幣を授かって出雲大社へと戻りました。

神楽殿へと到着すると、昨年までは大注連縄の下辺りにロープが張ってあり、御神幸の後に続いて歩かない参拝者はこちらで待つようになっていましたが、今年は神楽殿より手前、金刀比羅宮の付近にロープが張られていました。

これを見ただけでも、御神幸には大勢の参拝者が共に歩まれ、こちらへと向かって来るのだなと想像できます。
早めにこちらに来れて良かったなとほっとしつつ、1時間弱の間、ロープの手前で八百万の神々がド到着されるのを待ちました。

八百万の神々が出雲大社勢溜を過ぎ二の鳥居をくぐられると、氷が割れるような耳に直接ではなく脳内に響くような高音がし、境内の空気が一変します。

一気に津波のように御神氣が神楽殿へと向かって押し寄せてくるかのようです。
八百万の神々がお通りになられる事を告げる警蹕、それを迎える神楽殿の太鼓と笛の音、視覚には捉えられずとも、感覚によってその御神氣の凄さを感じられるのは、この時ならではないかと思います。