「この体は魂を入れる器です。」
昨年、私の家族が2人、この世を去りました。
彼らはここを離れてどこへ行ったのでしょう⁉︎
この体は魂を入れる器です。
魂とは、今ここに私という感覚があり、あれこれ考えたり感じる心の部分です。
体がなくなると魂だけが残ります。
「思い」だけがそこに残ります。
器としての体は、300年とか使うものではなく、せいぜい100年足らず。
体という器は取り替えられますが、そこに入っていた魂は残ります。
魂の中に、叶えられなかった望みや握りしめていた思いがあふれていたなら、
その思いを実現するべく、人はまた新しい体を求めて生まれてきます。
人は亡くなる時、体を手放します。
体は燃やされ空中に分散されます。
体という密度のあったものが、燃やされて素材として空中に散らばります。
ある日、二人の男女から子供が生まれます。
それまで2人だったものが3人になるのです。
死を迎え体がなくなった魂は、
魂に刻まれた思いを実現するべく体を求めていました。
そこへ2人の男女が新しい命を誕生させます。
2人は、新しい命を育み、守り、その子に体験を与えたいと望み、魂を受け入れて子供は生まれます。
あなたの元にやってきた新しい命は、
かつてどこかで誰かとしての人生を生きた存在です。
命はバトンです。
新たな場所で生まれ出て、経験をして、またそこを去っていく。
この体は魂を入れる器だからです。
「命は循環しています」
あなたが大切な人を失ったとしても、
いつかどこかでまた出会います。
命は循環しているからです。
あなたが出会う人、それは友人だったり、隣人だったり、職場の人だったり、
彼らはかつてあなたの家族だったのかもしれません。
人は皆、姿形を変えながら、この世界で出会いを繰り返しています。
体がなくなれば人間関係もなくなります。
今現在、あなたの周りの親や家族は、
今あなたの体があることで繋がっているものです。
あなたの体がなくなったときには、彼らとの関係はなくなります。
あなたが生まれ変わったときには、新しい親との人間関係が始まります。
命は循環しているからです。
「体は永遠ではありません。でも魂は永遠です。」
人は皆、さまざまな人間関係の中での体験を繰り返しています。
あなたが親に対して冷たい扱いをしてきたなら、
どこかの人生ではあなたが親としてその子どもから冷たい扱いを受けるかもしれません。
ヒプノセラピー(過去生療法)セッションをしていると、
そうした関係がよく現れます。
裏切る側と裏切られる側、
盗む側と盗まれる側といったように。
体は永遠ではありません。
でも魂は永遠です。
今自分を、「私は○○○子です。」と言っていますが、
過去は違う名前で違う人種でした。
未来も違う名前で違う人種です。
さまざまな環境に生まれ出て、私たちは生を営んでいます。
体は永遠ではないけれど魂は永遠だからです。
「私たちは、出会うすべての人に対して愛として存在することを目指して生まれてきています。」
繰り返し、繰り返し、命は現れてきました。
何のために?
あなたはどこからやってきてどこに行くのか?
肌の色や髪の色、考え方や生き方が違う世界に現れようと関係なく、
どんな環境の中でも、愛としての自分を生きるためです。
この世界にはたった一つだけ永続するものがあります。
魂の奥深くに広がる本質としての自分です。
それを神と呼んでもいいし、
無限の意識と呼んでもいいし、
空や純粋意識と呼んでもいい。
いろいろな呼び名がありますが、
そのエネルギーは愛です。
私たちは、出会うすべての人に対して
愛として存在することを目指して生まれてきています。
人は皆、姿形を変えながら、この世界で出会いを繰り返しています。
体がなくなれば人間関係もなくなります。
今ここでの出会いはとても大切なものなのです。
どんな場面でも愛をベースに存在することができるか⁉︎ 試されています。
《高見澤 幸子さんの記事一覧はコチラ》
https://www.el-aura.com/writer/takamizawa-sachiko/?c=96423