いつでも答えはあなたのそばにある!〜あなたの中に「問い」が現れた時、実は答えはそばにあります〜

外側はあなたの内側にいつも応じています。 内側の投影が外側です。

「周りはあなたの内側の投影です」

鏡の法則とは、
外側の世界は、あなたの内面が映し出されたものだというものです。

実際の鏡を想定してみると、
鏡に映された自分が先に動くことはありません。
右手をあげれば、鏡の中の自分も手を上げる。
眉を吊り上げれば、鏡の中の自分も眉を吊り上げる。
いつでも、この自分が鏡に映し出されています。

心は見えないけれど、
ちゃんと感じてここにあります。
ここにある考えもまた、周りに映し出されています。
考えがあるから、周りの出来事に反応します。
出来事に反応したことで、自分の中にある考えに気付けるのです。

感情も目に見えないけれど、確かに感じるものです。
怒りはピリピリする感覚があり、
落ち込みは重い感覚があります。
感情はエネルギーです。
ネガティブな感情は質量を感じますが、
わくわくや嬉しいは軽やかです。
こうしたエネルギーも周りに映し出されています。
周囲で起きた出来事に、自然に感情は湧き上がってきます。
感情を出そうと思ったことはないはずです。
自動的にただ現れてきます。
周囲の出来事と感情の表れは同時です。
出来事と感情は、互いに映し出されたものと言えます。
出来事の体験によって、自分の中にあった感情に気づくことができるのです。

あなたの周りはあなたの投影です。
物質的にも、思考的にも、感情的にもです。

 

「外応は、内側と外側がひとつものもだということを教えてくれるものです。」

中国には「外応」という考え方があります。
外側が応じると書くように、内側に外側は応じているというものです。
「問い」を持った時、そこには鏡に映された「なぜ」という外側がありました。

先ほど、
出来事の体験によって、自分の中にあった考えや感情に気づくことができるといいましたが、
この感覚は、自分の最も深い場所から、
自分が放っているものが投影されている様子を見ている状態です。
もしも自分が最も深い場所から観察していなければ、
感情に乗っ取られてしまい、
自分の感情が投影されていることに気づくことはできません。
例えば、怒っていることでいっぱいになっているはずです。

自分の最も深い場所から観察することができれば、
この鏡のカラクリに気づくことができます。

「問い」を持った時、外側には「問い」がありました。
この時、自分の最も深い場所から観察することができるなら、
そこに答えも同時にあることに気がつきます。

自分の最も深い場所というのは「ハート」のことです。
私たちのハートは、すべての命と繋がり、宇宙のすべてとも繋がっています。
私たちがハートからこの世界を体験するなら、
いつも導きを感じることができます。

外応は、内側と外側がひとつものもだということを教えてくれるものです。

あなたが「問い」を持った時、
ハートから周りを見渡してみてください。
答えがすぐに見つかるはずです。

部屋にいるなら、
ネットを開いた時や、テレビや友人からのメールに答えがあるかもしれません。
外を歩いているなら、周りのどこかに注意を引きつける何かがあるかもしれません。
いつでも答えはあなたのそばにあります。

外側はあなたの内側にいつも応じています。
内側の投影が外側です。

自分の最も深い場所がわからないと思う人は、
瞑想を始めることをお勧めします。
なぜなら、あなたの内側と外側をひとつの流れに整える方法が瞑想です。

今日の1日を、内側と外側をひとつの流れとして感じてみてください。
もっとあなたは自分の感覚を信じられるようになるはずです。
あなたの中に「問い」が現れた時、実は答えはそばにあります。

 

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