~太陽は自ら輝いて物質世界を照らすのに対し、月は太陽の光を反射することで、心という見えない部分を照らします。~
月はひと息28日をかけて大きな呼吸をしています。
満月に向かう上弦の月では息を吸い込み、
新月に向かう下限の月では息を吐き出します。
実に14日ずつかけて大きな深呼吸をしています。
吸い込む期間は、吸収がテーマとなり、身体を作っていきます。
吐き出す期間は、排出がテーマとなり、要らないものを吐き出していきます。
~月は太陽が発した光を反射する鏡の存在です。月はあなたの心を見ています。~
太陽は自らが輝き発したその光を、そのまま私たちに与えてくれますが、
月は太陽が発した光を反射する鏡の存在です。
月は太陽のように自らが輝きを放っているのではなく、
太陽の光を反射して輝いている。
太陽と月は、違う役割を持っています。
太陽は自ら光を放ち、物質的な私たちの見える部分を照らすのに対して、
月は太陽の光を反射することで、心という見えない部分を照らします。
月を見ると内面をゆさぶられるという不思議な感覚になります。
太陽は陽、月は陰のエネルギーを持ち、地球のバランスをとっています。
私たちは太陽を見て、自分の身体の中心を感じることが出来ます。
いつでも太陽を見ると自分の中のバランスが取れるのが感じられます。
太陽は、あなたという物質面を含む存在のすべてを照らしています。
月はどんなときもあなたと共にあります。
月はあなたを見ています。
どんな角度で、どんな場所から月を眺めても
「そこにいるの知ってるよ!」と言わんばかりに、月はあなたを見ています。
実際、月は本当にあなたを見ています。
月はあなたの心を見ています。
月の光中では、心に嘘を付けないことに気づいていると思います。
月が心を照らしているからです。
自分の心を知るには月の光の下が良いのです。
太陽の光の下では、目に見えるさまざまな情報に心が引っ張られて、自分の本当の心が見えにくくなるのです。
月は太陽が発した光を反射する鏡の存在です。月はあなたの心を見ています。
太陽は自ら輝いて物質世界を照らすのに対し、月は太陽の光を反射することで、心という見えない部分を照らします。
吸う、吐くという
大きな深呼吸をしながらエネルギーが動いています。
「吸う」満月に向かう時は、準備の時期。意識の世界を広げます。
「吐く」新月に向かう時は、行動の時期。意識の世界を物質世界に現します。
月はひと息28日をかけて大きな呼吸をしています。
私は今、ここにいて足元に地球があります。
私は地球の自転と共に動いています。
月は地球の周りを周り、地球のエネルギーを動かしています。
月が周る地球の上に立ち、地球は太陽の周りを周っています。
私たちはたとえ部屋から一歩も出ない日があったとしても、
いつも月の影響を受けて、地球の自転と共にあり、太陽の周りを周っています。
一歩も部屋を出なくても、月が奏でる潮のリズムを身体は体験しています。
太陽が高くなれば、意識は外側に向かい、
夜になれば月を見上げなくても、自然に意識は内側に向かいます。
太陽は自ら輝いて物質世界を照らすのに対し、月は太陽の光を反射することで、心という見えない部分を照らします。
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