目覚めるというのは、どんな状態なのでしょう……

目覚めるとは、体験していることに反応していない部分に気づき始めることです。

 

「目覚めると、体験していることに反応していない部分に気づき始めます。」

目覚めるとどんな意識の状態になるのでしょう。
目覚め=エンライトメント=悟り=覚醒
色々な呼び名がありますが、
目覚めるということは、特別な意識の状態になると思うかも知れません。

今まで見えなかったものが見えたり、
光の体験をしたり、
聖なる存在の声がきこえたりとか。

そうした体験から始まる方もいると思いますが、
おそらくそれはとても稀なことだと感じます。

目覚めると、
体験していることに反応していない部分に気づき始めます。

「何が起きたとしても、慌てて動揺している自分とともに
静寂で穏やかな感覚も同時に存在します。」

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目覚めたとしても人生は変わらずにつづいていきます。
今までと同じように、出来事は起き続けます。
問題と思えることも起きていきます。
ところが、何が起きたとしても、慌てて動揺している自分とともに
静寂で穏やかな感覚も同時に存在します。

これまでの人生は、
目の前の出来事に反応する在り方だったのに対し、
目の前の出来事に反応していない自分が在り始めます。
目の前の出来事に対して、これは好きではないし、嫌な感じだと感じている部分もありますが、その感情に捕まってはいません。

感情に支配されると、怒りに任せて怒鳴ったり、物を投げたい衝動に駆られたりすることがあります。
ところが、感情を観察する意識に気づきだすと、
私は、この出来事に対してこのように感じているのだなあと、
第3者の視点で自分を見始めるようになります。

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目覚めるということは、何か特別な驚く体験のことを指すのではありません。

自分自身の中に湧き上がる感情に気づいている状態です。
目の前の出来事に対して、どう感じているか観察している状態です。

何が現れてたとしても、表面の個人的な私が感じていることを包み込む静寂な感覚があること気づいている状態です。

目覚めた人が増えてきたと感じます。
目の前に現れたものに対して、あれこれ定義したりジャッジする代わりに、
あるがままに感じることが出来る人が世界に増えてきたと思います。
地球の波動はとても変化しています。
2016年に入り、加速的に波動の変化を感じます。

目覚めるというのは、在り方が変わることです。
目覚めたら、人生に問題が起こらなくなるわけではありません。
今までと同じように物事は展開していきますが、それらに反応する代わりに、
穏やかに眺めている自分が現れ出します。

目覚めるとは、体験していることに反応していない部分に気づき始めることです。

 

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