【お掃除道】 掃除、片付けは心を豊かにします!

心に今、何があるのか、胸を広げてみることはできないけれど、家の中は手が出せるし、目に見えます。家の中を片付けて掃除をすると、心が清らかになってきます。

本当に必要なものを、必要な分だけ得て持つ暮らしは、
すべてが感謝とともにありました

先の計画に、今すぐやらなくちゃいけないことと、あれやこれやで頭がいっぱいになると、何が大事か? 見失うことがあります。
優先順位がわからなくなったり、とても重要なことを忘れてしまったり。
そんな時に、心をスッキリと晴れやかにする最強の方法があります。
それは、掃除です。

 

日当たりがよく、風が通り、そばに清らかな川が流れ、見通しがよく、実りの豊かな森があり、と。古代から、人々は安全で快適、健康的に暮らすために最適な場所を選んできました。

貝塚が発見されるなど、古代の人々が暮らしていた場所は、暮らしに必要なものがすべて揃った土地でした。

どの方向からどんな風が吹くかでこの先の天気を知り、見通しの良い場所で、周囲でどんな獣たちが動いているかも知っていました。
自然が見せる少しの変化にも、いつも気づいていたと感じます。
研ぎ澄まされた感覚で暮らしていたと想像できます。

冷蔵庫などない暮らしでは、今日必要な分を、必要な分だけ自然からいただき、それをありがたくいただき、冬が近づけば、冬を越えるために必要なものを必要な分だけ揃えるためには、今どれだけのものを持っているか、常に熟知しながら収穫していたと思います。

動物の命を頂いた時も、皮は衣類に骨は道具にしたりと、捨てるものはなく、隅々まで無駄なく活用して、と。本当に必要なものを、必要な分だけ得て持つ暮らしは、すべてが感謝とともにありました。

 

掃除をしていると心も掃除されます

現代の私たちの暮らしに、狩りや森での収穫は選択のポイントではなくなったため、近くに川や森があるかどうかというのは暮らしの必須事項ではなくなりました。

ですが、自然とともにあり、周囲の変化や動きを敏感に感じ取りながら暮らしていた時代を、今ここにかたどろうとする考え方が風水にあります。
風水は、自分が暮らす周囲の環境を変えることはできないので、手が出せる自分のテリトリーである住まいを整えようとするものです。

かつては、星の配置を見て方位を知り、自然界が見せる植物の色や姿の移り変わりの中で季節を知っていたと思います。そうして大自然と繋がっていた人間が、今では、今日の月がどこにいるのか、その月齢も意識の中かから消えさられていたりします。

大自然と共に生きることを思い出させてくれるのが風水です。それぞれの方位を思い起こさせてくれます。方位には固有のエネルギーがあります。実際、それぞれの方位に向かって心を澄ますと、意識が変わるのがわかります。

家の中にいながらも、家の外に美しい自然環境があることをイメージし、方位を意識しながら、家の中を整えていくのは楽しい作業です。

shutterstock_181226321

 

私は、掃除が大好きです。

しなくちゃならないと考えたことはなく、楽しいからやめられないという感じです。掃除をしていると心も掃除されます。拭き掃除をしながら、心の中の迷いや不安を消し去り、要らないゴミをまとめながら、要らない考えを処分します。掃除をするという外側の行動をしながら、自分の内面を見ています。

だから、掃除をすると心が晴れ晴れします。

毎朝、時間にすると掃除は最低2時間。朝4時台に出かける日も欠かしません。掃除をしないと、何か大切なことを忘れているような感じがするからです。
掃除をすると、すっきり飛び出せます。

ホコリは毎日たまるからです。考えも毎日生み出されているからです。